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【レビュー】Lion de KAPELMUUR「クリアレインジャケット」
評価:4.5
WAVE ONEのレーシング系ブランド「Lion de KAPELMUUR」のクリアレインジャケット。
購入動機
キャノボ仲間のざくさんから飲み会の場で進められて購入した記憶があります。
元々WAVE ONEのブランドであるカペルミュールには、クリアレインジャケットという製品があります。私は結構この製品がお気に入り。
2015年に、「よりスポーティーなレーシング系ブランド」として生まれたのが「Lion de KAPELMUUR(リオン・ド・カペルミュール)」です。
レーシーというだけあって、通常のカペルミュールのクリアレインジャケットもよりバタつきにくく、蒸れにくくなっていると聞いて買ってみることにしました。
製品概要
実測重量は111g(XLサイズ)。収納用の外袋が付属します。
素材は、ポリエステル 50%、ポリウレタン 50%。メッシュやベンチレーションが多く、完全防水ではありません。
カラー展開は4種類。
・シャインイエロー
・シャインオレンジ
・グロスブラック
使用感
週末のロングライドで念の為にサドルバッグに入れておいたり、輪行ツーリングでの防寒用に持ち歩いています。
購入したのはグロスブラックカラーです。
防水・透湿性
恐らく、ポリエステルの繊維で作ったメッシュ生地の上に、ポリウレタンでコーティングして防水を実現しています。やっていることはテムレスと同じだと思います。
生地自体は防水ながら脇の下や背面にベンチレーションが設けられており、ここから普通に浸水はします。にわか雨でずぶ濡れにならなくて済む程度の防水性です。
しかしながら、このベンチレーションから湿気が出ていってくれるので蒸れにくくはなっています。
特に背面のベンチレーションは通常のカペルミュールのレインジャケットには無い機能です。
防風・防寒性
薄手のウィンドブレーカーと同程度の防風性能、防寒性能だと思いますが、ベンチレーションが多い分、保温効果は少し低いと思います。
着心地・バタつき
通常のカペルミュールのレインジャケットよりもタイトフィットで、風でバタつきにくいと感じます。
収納製
通常のカペルミュールのレインジャケットと同程度まで小さくなります。
サドルバッグに入れておくのにはちょうどよい大きさで、急な雨の際や、寒さで「もう一枚着込みたい」時に重宝します。
被視認性
袖口や背中のベンチレーションの縁の灰色部分は再帰反射材を採用。被視認性の向上も果たしています。
重量
通常のカペルミュールのレインジャケットが87gに対し、リオンドカペルミュールは111gと24g程度増加。
恐らく、ベンチレーションのギミックを追加したことと、反射材による重量増と思われます。意外と反射材って重いので。ただ、機能性として納得できる増量なので個人的には問題ないと感じます。
まとめ
通常のカペルミュールのレインジャケットの機能性をさらに高めた製品と言った印象です。
その分、価格も定価ベースで2000円増し。ただ、それくらいの価値はある製品だと感じました。
4年ほど使いましたが、ついにメッシュ生地とポリウレタンコーティングが剥離してしまいました。
単なる防寒具としてはまだ使えそうですが、さすがに見栄えが悪いので買い直そうと思ったのですが……どうやら廃版の様子。Amazonにはホワイトやオレンジの在庫はまだありますが、ブラックの在庫は枯渇していました。
仕方なく、通常のカペルミュールのレインジャケットを購入。ただ、やっぱりリオンドカペルミュールの方が作りが良いですね。
ブラックはもう手に入りませんが、その他のカラーを一枚抑えようか悩んでいます。
評価
対象モデル: Lion de KAPELMUUR「クリアレインジャケット」
年式: 2017年
定価: 9900円(税込)
購入価格: 9720円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 111g(XL)
価格への満足度
安くはないが、値段に見合う作りの良さ。
総合評価
通常のカペルミュールのレインジャケットより良かった。廃版ぽいのが残念。
著者情報
年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。