【レビュー】LUMINTOP「B01」

評価:2.5

LUMINTOPのフロント用ライト。上側カット配光を採用しています。

購入動機

2015~2020年までVolt800で満足していた私ですが、RN1500を買ってからというもの、また「ライト漁り」を始めてしまいました。

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Amazonは近年中華自転車用ライトがかなり増えていますが、その中でも割と評判が良いのがLUMINTOPというメーカーです。

「B01」はLUMINTOPの自転車用ライトの上位モデルで、21700電池が使えるのが特徴です。21700電池はRN1500にも採用されていた電池で、従来の18650電池よりも容量が大きく、ライトの明るさやランタイムを伸ばすことが可能になっています。

ブラックフライデーで随分と安くなっていたので(3680円→2564円)、試しに買ってみることにしました。

製品概要

実測重量は137g(18650電池込)。

18650電池/21700電池に対応していますが、付属するのは2600mAhの18650電池です。ライト本体にmicroUSB端子も備えており、ここから中の電池を充電可能です。

付属品は以下。

・ブラケット
・18650電池(2600mAh)
・microUSBケーブル
・ストラップ
・交換用Oリング
点灯モードとランタイムは以下の通り(点灯時間は18650使用時)。
・点灯(ターボ): 2時間20分(800ルーメン/徐々に暗くなる)
・点灯(ハイ): 2時間30分(450ルーメン)
・点灯(ミドル): 5時間55分(250ルーメン)
・点灯(ロー): 88時間(10ルーメン)
・ストロボモード
・SOSモード
点灯での使用時の明るさは、ターボモードのみ徐々に850ルーメンから暗くなる仕様のようです。他のモードは電池が減っても一定光量を保ちます。
防水規格はIP68です。

使用感

いきなりロングライドに投入は怖いので、まずは普段の夜練でテストをしました。使用距離は100km程度です。

比較対象は、CATEYE Volt800、OLIGHT RN1500です。21700電池も使えますが、手元に無かったのでまずは付属の18650電池を使っています。

装丁

うさぎのマークが特徴的なパッケージ。このマークはライト本体の電源ボタンにも採用されています。

ブラケット

ライトを挟み込むタイプのブラケットを採用しています。あまり振動には強くなく、悪路だと若干回転してしまいます。脱落は無さそうですが、スイッチが横を向いてしまうことはありました。簡易的なブラケットではありますが、ハンドル上にも吊り下げにも対応する点では合理的だと思います。

ところでこのブラケットのハンドルクランプ部分、どこかで見覚えがあるなーと。

 

左が本製品付属のもの、右がCATEYEのフレックスタイトブラケット。上モノを移設したらぴったり付いてしまいました。

付属のブラケットはフレックスタイトと同じ方式を採用(良いのかな?)していますが、硬すぎてダイヤルが回りません。本家のフレックスタイトの精度の高さを知りました。

見た目

割と普通の懐中電灯っぽい見た目です。ストラップ穴もあり、あまり自転車用ライトらしい雰囲気はありません。

 

ただ、リフレクターは自転車用の設計となっており、上側の光をカットします。この形状、DOSUNのライトを思い出しますね。

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重量

137gと、Volt800同等です。21700電池を入れればもう20gほどは重くなるはず。そうするとRN1500と大体同じ重さになります。

点灯モード

なかなか複雑な点灯モード切替方式となっています。下記が全体図。

 

まず、通常点灯での起動はシングルクリック。自転車ライトだと長押し起動が多いので、違和感はあります。明るさの切替もシングルクリックで、長押しで消灯となっています。

 

点灯モードのメインループに入っているローモードが異様に暗く、使い所がよくわかりません。

配光

上方向の光をリフレクターで曲げて下方向に照射する配光を採用しています。StVZO対応の配光にも見えますが、特にそういったことはスペックには記載されていません。

実用モードとしては、ミドルモード(250ルーメン)、ハイモード(450ルーメン)になると思います。

光が二領域に分かれているのがお分かりでしょうか?

①タイヤの前方2mくらいまでは左右に広い配光、②2~5mくらいは円形の配光となっています。①の領域はカットされた上方向への光を下に反射したもの、②の領域はLEDから直接照射された光です。

個人的には、光が均一ではなくムラが出来てしまう配光がどうも苦手でして。例えば道路に障害物や段差があって影になっている時に、それが障害物の影なのか、配光のせいで暗くなっているだけなのか区別がつきにくいからです。

あと、タイヤをやたら明るく照らしてくれるのですが、そこを照らすよりも前方向をもっと明るくして欲しいのは正直な所。これはRN1500も同様でしたが、ライトの直下を照らしてもあまり意味はない気がするんですけども。

結局、しばらく使ってもこの配光には馴染むことが出来ませんでした。

 

こちらは上記の写真と同じ日に同じ条件で撮影した、RN1500のローモードの画像です。

光の領域は特に分かれておらず、素直な円形の配光になっています。Volt800も似たような配光です。好みの問題もあるかもしれませんが、私は円形の普通の配光の方が良いと感じます。

また、B01とRN1500の画像を見比べると分かると思うのですが、B01の光は茶色がかっています。RN1500やVolt800は普通の白色。この暖色の光は、公称のルーメン数よりも暗く感じるので私は好みではありません。ただ、「暖色の光のほうが目が疲れなくて良い」という意見も聞くので、そこは好みが分かれるところでしょう。

ランタイム

2600mAhの18650電池で運用した場合、250ルーメンのミドルモードの点灯時間は5時間55分とされています。これはブルベを考えるとちょっと短すぎます。

ただ、本製品は容量の大きな21700電池も使えるのが特徴です。21700電池は、直径21mm、長さ70mm。容量は4000mAh前後のものが一般的です。

仮に4000mAhの21700電池を使った場合、2600mAhの18650電池に比べて1.5倍程度のランタイムとなるはずです。となれば、250ルーメンで9時間程度は持つ計算となります。

Volt800が200ルーメンで8.5時間、RN1500が300ルーメンで12.5時間なので、競合製品に対して大きなメリットはありません。ただ、本製品は汎用の電池を交換して使えるので、電池さえ大量に持っていれば瞬時に満タンとなるのは良いところですね。

充電時間

本製品は充電端子を備えていますが、microUSB端子となっています。Type-Cではありません。

公称の充電時間は書かれていませんが、2600mAhの18650電池なら5時間程度は掛かることが予想されます。ちょっと長いですね。

複数日に渡るブルベで運用する際には、高速充電可能な外部充電器を使用、または充電済みの電池を持ち歩く方が良いでしょう。充電端子の保護キャップも貧弱なので、あまり頻繁に開閉しないほうが良いと思います。

まとめ

上側カット配光を備え、バッテリーを交換可能な自転車用ライト。通常3500円ほど、セール時は2500円ほどと、コストパフォーマンスは良いです。

ただ、配光と光の色が独特なので、好みは分かれるでしょう。私は好みではなかったです。ロングライドへの投入は見送ることにしました。

ちょっと疑問なのが、「10ルーメン/88時間稼働」というモードの存在です。ちょっと自転車では何に使うのか思いつかないですね。これを無くして100ルーメンで13時間くらいのモードを作ったほうが良かったんじゃないかなーと個人的には思います。

 

評価

対象モデル:  LUMINTOP「B01」
年式: 2020年
定価: 3680円(税込)
購入価格: 2564円(税込)
公称重量: 101g(バッテリー除く)
実測重量: 137g(バッテリー込)

価格への満足度

8/10

ブラックフライデーセール価格での評価。

総合評価

5/10

21700電池が使えるのは面白いが、暗い部分が出来る配光や光の色が好みではなかった。

レビュアー情報

年齢: 36歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間13分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)