【レビュー】MAVIC「KSYRIUM ELITE」

この記事は約 3分で読めます。

評価:5

MAVICの中級定番ホイール。通称「キシエリ」。レビューするのは2010年モデルです。

目次

購入動機

2010年の5月に購入しました。当時はWiggleでもMAVICホイールを扱っており、かなり安く買えたのを覚えています。

それまで使っていたのは、完成車付属のSHIMANO RS20。初めてのホイールのステップアップでした。

製品概要

実測重量は正確には覚えていませんが、ほぼ公称の1550gからズレが無かったはずです。

この年のモデルから、リムに切削(ISM 3D)が入って軽量化されています。リムに穴が無いタイプなので、リムテープを使わない分、さらに軽量です。

当時はタイヤとのセット売りは無く、ホイール単体での販売でした。

使用感

SHIMANO RS20からの交換で、既に今まで6年で20000㎞は走っていると思います。私は個人で「東京大阪キャノンボール」に3度挑戦していますが、全てこのホイールを使いました。

乗り心地

縦にも横にも硬めですが、そこまで不快な突き上げはありません。タイヤと空気圧でなんとかなるレベル。

走行性能

巡航・加速・登り、どれも不満は無く優秀。面白味は無いですが、あらゆる局面で安心して使えます。

使っている時はそれほど高性能を実感できませんでしたが、一度RS20に戻してみると、あらゆる性能が向上していたことに気づきました。

耐久性

2010年の5月に購入した本製品ですが、2010年9月の「東京→大阪キャノンボール」挑戦中に突如リヤのスポークが破断しました。1本折れると即座にリムが変形し、すぐに走れなくなりました。恐らく、海外通販の購入品をそのまま使っていたのが原因だったのかと予想しています。多少テンションが偏っていたのかもしれません。

その後、ショップに持ち込んでスポークを全交換。以来、今に至るまでホイールに関してトラブルは発生していません。元々丈夫なホイールなんだと思います。

1ヶ月後に行った「大阪→東京キャノンボール」は、このホイールを履いて見事に24時間切りを達成しました。

ブレーキ

一般的なアルミリムブレーキと同様の性能だと思います。まだエグザリット登場以前のものなので、特に性能的優位は無いと思います。

その他

ロゴが多重に重ねられたホログラム調のデカールは結構お気に入り。同時期のKSYRIUM ES、SLのスタイルを踏襲しているようですね。

また、MAVICは、スペーサーを抜くだけで11速対応になるのも魅力です。

まとめ

使い古された表現ですが、「万能」ホイール。

ロングライドもレースも、かつてはこれ一本でこなしていました。それだけ使っても大きなフレもない丈夫さも魅力です。さすが、元祖・完組ホイール。

現在はクロスバイク用のホイールとして使っていますが、特に問題なく使えています。デカールが剥がれてきてしまっているのがちょっと残念ですが……。リム面が使用不可になるまで使い倒すつもりです。

評価

対象モデル:  MAVIC「KSYRIUM ELITE」
年式: 2010年
定価: 80000円前後
購入価格: 50000円前後
公称重量: 1550g
実測重量: 未測定

価格への満足度

10/10

安く買えた時代でした。

総合評価

10/10

手持ちでは一番活躍したホイールかも。

レビュアー情報

年齢: 32歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

記事のシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

目次