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【レビュー】MAX DNA 「BLADE RBM」
評価:3
台湾ブランド、MAX DNAの小型携帯ポンプ。ホース内臓式。
以下の製品と同シリーズで、一段階大きいサイズになります。

購入動機
サイスポ2015年12月号の携帯ポンプ特集で高評価を得ていたことから。
「Oture 携帯ポンプ」で一旦はロングライド用ポンプのレギュラーは決したのですが。ですが。やはりブラケットとセットで118gはちょっと重いなーと感じていたりします。出来ればセットで100g以下で、多少疲れてもいいからしっかり7気圧くらいまで入るポンプは無いものか?
その点、本製品はサイスポのレビューによれば330回で7.2気圧まで入るとのこと。本当なら検討する価値はある。
しかも値段は定価1900円と安い。更にホースをねじ込む方式なので、バルブにも優しい点も良いですね。
Amazonで発見したので、早速注文してみました。
製品概要
実測重量は76g(ブラケットなし)。全長は185mmです。
ホース内蔵式で、口金は仏式のみ対応。最大対応気圧は11気圧とされています。
前述のRBSの他に、日本では展開されていませんが本製品より更に長いRBLもあるようです。
カラーは、チタン・ブラック・アルミ。今回レビューするのはチタンカラーです。
使用感
実戦投入前に家でテストしました。
重量
公称76g。実測はホース付で75gとかなりの軽さ。仕様から考えると、ライバルになるのは以下の製品でしょうか。
・TOPEAK RACE ROCKET HP: 82g
・TOPEAK RACE ROCKET HPC: 69g
・LEZYNE ROAD DRIVE S: 82g
・UNICH ミニポンプ S: 88g
TOPEAKの最高級ポンプであるHPCに比べると多少重いですが、十分本製品は軽い範囲に入ることが分かります。
大きさ
123㎜のRBSに比べ、約1.5倍の長さ。小型のサドルバッグでは厳しいですが、700mlのツール缶なら入る大きさです。OGKのツール缶には格納出来ました。
本体の長さが1.5倍になってもポンプヘッド部分の長さは同じ(多分20mmmくらい)なので、シリンダー長は1.5倍よりも大きくなるんですよね。これにより、一回のポンピングで充填される空気量はRBSに比べてかなり多くなっています。
使用法
本体上部のホースを引き出して、バルブに取り付けて使います。
本製品は特にグリップ等は設けられてはいませんが、ホースが付いている側のボディがくびれており、ポンピング時にもホールドしやすくなっています。
性能
SCHWALBE ONE(25C)に対してテストを実施。結果は以下でした。
300回→5.0気圧
400回→6.2気圧
300回を超えるとかなり力が必要でしたが、タイヤはまだ6気圧にも達していない感触。手が痛くなってきたのでグローブ装着でポンピングし、なんとか400回に到達しました。が、結果は6.2気圧と残念な結果。ちょっとこれ以上はキツイ。
「サイスポの実験では330回で7.2気圧も入ったのに何故?」と思いましたが、理由はサイスポの実験タイヤが23Cだから。23Cタイヤと25Cタイヤでは空気の容量が違うので、同じ気圧にするためには25Cの方が1.3~1.4倍のポンピングを行う必要があります。
となると、25Cで7.2気圧入れるためには462回のポンピングが必要ですが、正直これ以上はキツイです。
まとめ
この手の、先端からホースが伸びる携帯ポンプとしては中々上位の性能だと思います。
TOPEAK RACE ROCKET HPと同程度の性能と言えるでしょうか。全く使いものにならなかった弟分のRBSに比べると実用的な範囲に入る製品です。ただ、25Cで使うのはちょっと厳しいですね。
私的には多くても400回で7気圧まで達してほしいのですが、本製品はそこに行くまでに腕が限界を迎えてしまいました。
絶対的なポンピングの重さと言うよりも、そこまでのポンピング回数による腕の疲れの方が大きかったと思います。23Cの330回程度なら我慢できる気がします。
評価
対象モデル: MAX DNA「BLADE RBM」
年式: 2017年
定価: 2052円(税込)
購入価格: 1880円(税込)
価格への満足度
造りからすると割安に感じる。
総合評価
25Cで使うのは厳しいが23Cの応急用としてならアリ。
レビュアー情報
年齢: 33歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。