この記事は約 3分で読めます。
【レビュー】mont-bell「ヘルメットカバー(#1124592)」
評価:4
ヘルメット用の防水透湿カバー。ドライテックという素材を採用しています。
購入動機
雨天用の防水装備は大体、自分の中で定番が決まってきました。一点だけ決まっていないのが頭。
GORE-TEXのキャップも検討しましたが、物凄く蒸れるとのこと。かといって、シャワーキャップによるヘルメットカバーも蒸れます。
「防水かつ透湿性を持ったヘルメットカバーは無いものか……」と探してみたら、mont-bellが発売を予定しているとのこと。店に行って予約し、発売早々に手に入れました。
製品概要
実測重量は30.5g。サイズはフリーサイズの1種類のみ。
素材はドライテックを採用。スペックは以下です。
・透湿性: 15000g/m2・24hrs
カラーは以下の4種類。
・サンセットオレンジ
・シルバー
・ターコイズ
使用感
サンセットオレンジのカバーを購入し、OGKのREDIMOS(Lサイズ)に取り付けて使用しています。4時間ほど雨の中を走るブルベで使用したので、その際の使用感を中心にレポートします。
取り付け
ヘルメットに被せるだけ。ドローコードが付いており、フィット感は調整可能です。伸びる素材を使っているので、大き目のヘルメットでも大丈夫だと思います。
重量も30g程度と軽く、首への負担も少ないのが嬉しいところ。
防水性
本製品をヘルメットに付け、強い雨の中で3時間放置する実験を行ったところ、内部に若干染みが出来ているところがありました。
また、小雨の中を4時間走った程度では、内部に染みは出来ていませんでした。走行するということは求められる耐水圧も当然上がります。20~30km/hのスピード域で小雨ならば耐え切ってくれるようです。大雨だと、恐らく無理でしょう。シャワーキャップを使ったほうが確実に防水できると思います。
透湿性
気温10度前後の頃に、駅までの通勤で使ってみました。
これくらいだと正直暑く、汗もかきました。通勤時はバンダナを巻かないので、汗を水分→水蒸気に変換する層が存在しないことも問題かもしれません。バンダナを巻けば、蒸れは防げる可能性はあります。
先日のブルベでは、気温2~6度という厳しい寒さの中で使いました。
このくらい寒いと汗もあまりかかず、更にメッシュのインナーも付けていたので、蒸れが気になることはありませんでした。
保温性
中々の温かさです。前述の様に、10度を超えていると暑く感じるほどです。
視認性
黒以外は目を引く色を採用しており、目立ちます。また、サンセットオレンジは、オレンジ成分強めの朱色という感じ。公式サイトの写真では赤く見えますが、赤ではありません。
モンベル製品らしく、ロゴは反射性素材を使っています。
その他
後頭部側には、ヘルメットライトのベルトを固定するためのホルダーが付属しています。
先日私が参加したブルベではヘルメットライト(尾灯)の装着が義務付けられていました。そうなるとこのカバーは使えないかな……と思ったのですが、このホルダーを利用することを思いつきました。最初は取ってしまおうと思っていたのですが、この仕掛けは良いですね。
まとめ
ありそうでなかった防水透湿性のヘルメットカバー。さすがモンベル、痒いところに手が届きます。
雨が降りそうな日にサドルバッグに忍ばせておけば役に立ちそうです。ただ、使える季節としては秋~冬。夏場に使うと暑すぎると思います。
なお、本製品は自転車のヘルメット専用というわけではなく、登山用としても使えるとのこと。
評価
対象モデル: mont-bell「ヘルメットカバー(#1124592)」
年式: 2015年
定価: 2052円(税込)
購入価格: 2052円(税込)
公称重量: 31g
実測重量: 30.5g
価格への満足度
性能からすると安い。
総合評価
かゆい所に手が届く素晴らしい製品。使える季節はちょっと少ない。
著者情報
年齢: 31歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。