【レビュー】mont-bell「ストームクルーザージャケット(#1128256)」

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評価:4.5

モンベルのゴアテックス採用ジャケットです。数あるモンベルのゴアテックスジャケットの中でも最軽量(280g)を誇ります。

目次

購入動機

TOT(東京~大阪~東京)を走るにあたって、軽量な雨具が欲しかったため購入しました。

それまでは防水のウインドブレーカーを使っていましたが、どうしても蒸れて中のウェアが汗で水没……ということに悩まされていたので、透湿性の高いレインウェアを探していたのでした。

今回レビューする「ストームクルーザー」は自転車用ではなく、登山用です。

モンベルには自転車用の専用雨具である「GORE-TEX サイクルレイン ジャケット」がありますが、値段は「ストームクルーザー」より1万円も高価。

自転車の乗車姿勢には合わないかな?と思ったものの、回りに「ストームクルーザー」愛用の自転車乗りが2人ほどいたので大丈夫と判断。こちらを選びました。

あと、専用品にはない赤色があったのもポイントです。

概要

重量は実測312g。

生地は防水防風透湿のゴアテックスを使用。ポケットは前面に2箇所用意されています。

手首部分はマジックテープで留められるようになっています。

首部分には折りたたみのフードが。これを被るとかなり回りの音が聞こえづらくなります。ゴアテックスは遮音性も高い?

使用感

真夏はキツいですが、それ以外の季節は年間通して使えるアウターだと思います。これを書いている現在は真冬ですが、以下のレイヤリングで寒さは問題ありませんし、蒸れも回避できています。

・おたふく手袋 パワーストレッチインナー
・パールイズミ プレミアムウインドブレークタイツ
・パールイズミ 薄手の長袖ジャージ
・モンベル ストームクルーザージャケット

重量

重量は実測312g。公称よりも結構重いですね。

携帯性

収納袋に入れる結構小さくなります。輪行袋より若干大きいので、ボトルケージなどへの収納はちょっとキツそう。

透湿性能

ゴアテックスの売りである透湿性は素晴らしいです。

冬場にこれを着た状態で全力で走って汗をかいても、内部に湿気がこもりません。適切なインナーと合わせれば、蒸れとはおさらばできるはず。

この薄さでも暖かいと感じるのは、透湿性の高さによって汗冷えを起こしにくいというのが大きな理由だと思います。

防水性

防水性についても不満はありません。

ただ、ポケットの部分が浸水しやすいという話もあるので注意が必要です。濡れて困るものは、ジャケットの下に着たウェアのポケットに入れるようにしたほうがよいと思います。

防風性

防風性についても不満なし。手首のところはマジックテープとなっており、冷気はシャットアウト可能。

首の部分も襟が高めになっており、ジッパーを上まで上げれば首部分まで防風の恩恵を得られます。

風に対してもほとんどバタつきはありません。「ストームクルーザー」という名前ですので、嵐の中の移動を想定しているからでしょうか。

カット

「自転車の乗車姿勢の時にどうか?」ですが、前傾姿勢でも特に不満は感じませんでした。体型がスリムな人だと少し胴回りが余るかもしれません。

不満点

不満なのはポケットの配置です。

自転車用でないので仕方ありませんが、前のポケットにモノを入れた状態で前傾姿勢を取ると、ポケットが膝に当たります。

こちらのポケットは水没もしやすいようですし、あまり使わない方が良いと思います。

まとめ

自転車専用品ではありませんが、十分に自転車用途にも使えるジャケットだと思います。

小さく収納できるので、ヒルクライム大会のダウンヒル用として、頂上へのドロップバッグには必ずこれを入れるようにしています。

使える季節も長く、用途も自転車に限りません。値段は高いものの、この品質ならば納得。まだまだ破れる様子はありませんが、次もこれを買うと思います。

評価

対象モデル:  mont-bell「ストームクルーザージャケット(#1128256)」
年式: 2012年
定価: 18000円(税込)
購入価格: 18000円(税込)
公称重量: 280g
実測重量: 312g

価格への満足度

8/10

機能相応の値段かと思います。

総合評価

9/10

汎用性の高さと機能は流石。

著者情報

年齢: 29歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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