【レビュー】NotoCity「靴乾燥機」

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評価:4

その名の通り、靴を乾燥させる専用の機械です。

目次

購入動機

存在を知ったのは、2018年8月に行われたブルベ「クローバー1200」の時でした。

クローバー1200は、ホテルを起点に1日300kmのコースを4回繰り返す「クローバー方式」で行われた1200kmブルベです。ホテルはサッカーの合宿所などにも使われるスポーツホテルを貸し切りにして行われました。

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各日のスタートとゴールになるホテルの貸し出し備品に「靴乾燥機」の文字を見つけ、私はホテルに到着するなりフロントでTWINBIRDというメーカーの靴乾燥機をお借りしました。

このホテル、合宿所としてもよく使われるということで、サッカーシューズの乾燥などを乾かすためにホテルの備品にしているとのことでした。

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クローバー1200は、初日から3日連続の雨予報。防水のシューズカバーは履くつもりでしたが、恐らく水没は免れません。濡れたシューズで走り出すのは気分が悪いですし、更に足がふやける等で痛みを発生させる原因にもなります。これを防ぐために「靴乾燥機で毎日靴を乾かせば完走率が高まるはず」と考えたわけです。

かくして予想は的中し、毎日ホテルに帰ってくる段階ではシューズは盛大に水没。しかし、靴乾燥機のおかげで寝ている間にシューズを完全に乾かすことが出来ました。結果として夫婦でブルベを完走することが出来たわけですが、靴乾燥機の果たした役割はかなり大きいものでした。

北海道から帰宅後すぐにAmazonから靴乾燥機を注文。ホテルで借りたTWINBIRDのものを買おうと思っていたのですが、素敵なワインレッドの靴乾燥機を見つけてしまい、そちらを買いました。

製品概要

実測重量は933g。折りたたみ可能です。

オゾン脱臭機能付き。果たして本当に発生しているのかは不明ですが……。

乾燥温度は42度と低温です。

タイマー設定が可能で、最大は99分となっています。

使用感

雨ブルベの後や、定期的な靴の掃除の後の乾燥用に使っています。梅雨の時期には普通の靴の乾燥にも使用。

使い方

まずは、コンセントに繋ぎます。

次に、展開。

靴のサイズが大きい場合には、先端を伸ばして使います。変形ロボのよう。

そして、靴を刺してレッツ乾燥。

性能

デフォルトではタイマーは20分設定となっています。ぐっしょり濡れた状態だと20分程度では乾きません。自転車用シューズの場合、インソールを抜いて新聞等で水分を拭き取った後、60分間稼動でほぼ完全に乾きます。クローバー1200で使用したTWINBIRDの靴乾燥機も1時間位で乾いていたので、性能的には似たようなものだと思います。

TWINBIRDの方には革靴用の高温モード(45-55度)もありましたが、NotoCityの靴乾燥機は温度は42度の1モードのみです。

ドライヤーでも似たようなことは出来ますが、温度が高すぎてシューズの革を傷める可能性があります。その心配がなく乾燥ができるのは良いですね。

騒音

稼働時には音が出ます。

TWINBIRDの靴乾燥機はやたら音がデカかったですが、本製品はそこまで大きくはないです。掃除機やドライヤーより音は小さく、公称20dBとされています。

オゾン脱臭

オゾン脱臭機能が付いており、ON/OFFが可能です。オゾン脱臭機能をONにすると、「ジジジ」という音が追加されます。

ブルベ後の乾燥時には脱臭機能に期待してONにしていますが、果たして本当にオゾンが出ているのかは謎です。

におい

靴がそもそも臭い状態で靴乾燥機を動かすと、必然的にニオイが部屋中に充満します。ちゃんと洗ってから使うことを推奨します。

TWINBIRDではなく、NotoCityを買った決め手は色でした。TWINBIRDにも赤はあるのですが、私が買おうとしたときは在庫がなかったのです。

非常に綺麗な赤で、気に入っています。

まとめ

特別優れている所はないですが、普通に使える靴乾燥機でした。

靴乾燥機は衣類乾燥機と同様、自転車乗り的にあると便利な家電です。雨ライドの後にシューズが臭くなる前に乾燥してしまうことができるので、割と雨ライド率の高い我々夫婦は重宝しています。もちろんサイクリングシューズだけではなく、普通に雨で靴が浸水した時にも便利です。

現在、NotoCityブランドでは売られていませんが、中華製品のようなのでAmazonで同等品を買うことは出来ます。恐らく以下は同じものです。

今後、もしまたクローバー形式のブルベが行われることがあれば、靴乾燥機はホテルに持参しようと思っています。それくらい役に立つものです。

評価

対象モデル:  NotoCity「靴乾燥機」
年式: 2018年
定価: オープン価格
購入価格: 2850円
公称重量: 不明
実測重量: 933g

価格への満足度

8/10

普通に使えて3000円以下なので安いと思う。

総合評価

8/10

自転車乗りの靴箱にあると便利な一台。

レビュアー情報

年齢: 35歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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