【レビュー】OGK KABUTO 「TOOLBOX 700WP」

この記事は約 4分で読めます。

評価:4

OGKの大容量ツールボトルの改善版。防水面が改良されています。

目次

購入動機

ダウンチューブ下に付けるツール缶として、これまで以下の製品を使用してきました。

関連記事
【レビュー】OGK KABUTO 「TOOLBOX 700」 OGK KABUTOの販売していた、ハードタイプのツールケース。すでに廃版となっている「非防水」仕様のモデルです。大小2サイズの展開で、大きいサイズ(700ml)容量のもの...

しかし、2018年に参加したブルベでは、雨が降ると必ずツール缶の中身が水没。中に入れていた金属製品は軒並み錆びてしまいました。完全防水ではないし、中身をジップロック等で保護するしか無いかな……と思って検索すると、以下のページを発見。

あわせて読みたい
お探しのページがみつかりません|OGK KABUTO 卓越した技術と妥協なき品質へのこだわりから生まれたKABUTOのヘルメット。信頼性の高いプロ仕様から、お子さまに親しまれる商品まで日本人にあったヘルメットをご提供しま...

そして、そこに書かれている文章に驚きました。

フタ部分にシールを採用し、防水機能を追加しました。 ※完全防水ではありません

なんと、いつの間にモデルチェンジをしていたのか!! 型番を見ると、「WP」という文字が追加されています。恐らくはWaterProofの略でしょう。

……しかし、調べてみると、どうも2014年から売っていたようで。私は一度気にいると「予備」の名目で何個もストックを家に取っておく習性があるのですが、今使っているのはストックの3本目です。どうやら旧型のストックを使い続けていたため、新型が出ていたのに気づいていなかったのでした。

防水性が上がったのであれば、それはまさしく求めていたもの。しかし、検索しても欲しいブラックカラーは軒並み売り切れ。昨今はジッパーで開閉可能なソフトツールケースが人気で、実ショップでもハードツールケースは見かける機会が減ってます。その影響なのかもしれません。

ここで思い出しました。

「ストックの中にBMC柄のツール缶が無かったっけ……?」

ストック箱の中を漁ってみると、確かにありました。どこかでワゴンセールになっていたのを買ったのですが、こんなところで役に立つとは。型番を見ると、確かに「TOOLBOX 700WP」の文字。早速、「水攻め」を行うことにしたのでした。

製品概要

実測重量は64g。TOOLBOX 700(無印)と全く同じです。

容量は700ml。カラーは白と黒が基本ですが、他にもいろいろな柄が出ています。私が今回レビューするのは、限定のBMCカラーです。

使用感

前モデルのTOOLBOX 700(無印)との比較でレビューします。

確かにボトルに描かれている型番は違いますね。


とりあえず本製品の防水性を確かめるために以下の実験を行いました。

・ツール缶の中にティッシュを充填する。
・蓋をしっかりと締める。
・水を貯めた洗面器にツール缶を沈める。

結果としては、普通に内部に水は入りました。「完全防水ではない」と書かれているので当たり前ではあるのですが、これだと雨の中では浸水してしまいそうです。

では、TOOLBOX 700とTOOLBOX 700WPは何が違うのか?

本体には何も違いがありません。「フタ部分にシールを採用」とあるので、てっきりネジきり部分がゴムで加工されているのかと思ったのですが……。

違いはフタの方にありました。左が700WP、右が700です。

フタのスポンジ部分にプラスチックの返しとでも呼ぶべきモノが付いています。……え、これがシール?てっきりフタのネジ切り部分に何らかのゴム加工が加わっていると思ったのですが、差は本当にこの返しだけ。この返し部分、微妙に口部分よりも径が小さいので、何かが変わるとは思えないのですが。事実、浸水はしていますし。

妻の提案で、フタの下にGarmin取付用のゴムを巻いてみました。これで少しは防水性が上がるとよいのですが。

まとめ

フタ部分がマイナーチェンジしたツール缶。防水性の向上はあまり望めないと思います。

とはいえ、700mlの容量で高さがこれだけ低いツール缶が他にあまり無いので、今後もこれを継続して使う予定ではあります。

一方、ブルベ仲間から「BBBのツール缶は防水性が高い」という情報も得ているので、そちらも試そうと思っています。容量が600mlと少し小さいのがネックですが……。

OGK Kabuto(オージーケーカブト) TOOLBOX 700WP ツールボックス 700WP [ボトル] [ロードバイク]

評価

対象モデル:  OGK KABUTO「TOOLBOX 700」
年式: 2017年
定価: 1188円(税込)
購入価格: 500円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 64g

価格への満足度

10/10

ワゴンセールで安く買えた。

総合評価

8/10

防水性を除いて満足。

レビュアー情報

年齢: 34歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

記事のシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

目次