【レビュー】PARKTOOL「VC-1 バルブコアツール」

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評価:5

PARKTOOLのバルブコアツール。仏式バルブのバルブコアを外したり増し締めをするための工具です。

目次

購入動機

当ブログは「東京大阪キャノンボール攻略」がメインコンテンツのはずですが、アクセス上位の記事の多くは携帯ポンプの記事です。それはどうなんだと思いつつも、一応力を掛けてきた分野なのでそれなりに納得はしてたりはしますが。

携帯ポンプの口金をバルブに固定する方式にはいくつかあるのですが、中でも多いのは「ネジ込み式」と言われるタイプです。

このように口金にネジが切ってあります。これをチューブのバルブにも切られているネジで固定するわけですね。

 

こんな感じ。

で、レビューをする際には性能をテストするために、この状態で空気を入れます。で、口金を外して空気圧を測定するわけですが……

 

ぷしゅーーーと一気に空気が抜ける――ということが割と起こります。

バルブコアの固定が緩んでいると、口金を回す時に一緒にバルブコアも回って抜けてしまうわけです。こうなると空気圧は測定できません。また数百回ポンピングをやり直しです。

これはネジ込み式の口金だけではなく、便利なはずの「お助けチューブ」でもよく起こる事態です。

レビューのために家でテストしている時に起こるだけならまだ良いのですが、出先でパンク修理時にも起こったりします。そうなると激萎えです。

こんな事態を防ぐためには、バルブコアをきっちり締めておく必要があります。

よくチューブレスバルブに付属するこの手の樹脂製バルブコアツールは持っていたのですが、どうにも力が掛けられないというか。力を掛けようとすると、樹脂が削れてしまうのでした。

そこで、しっかりとバルブコアを締めるために専用工具を購入することに。「とりあえず工具はPARKTOOL買っておけば安定だろう」という安易な考えで本製品を注文したのでした。

製品概要

実測重量は9g。といっても家で使う前提で買ったので持ち歩きはしませんが。

3つの機能があります。

・仏式バルブのバルブコア着脱
・米式バルブのバルブコア着脱
・バルブエクステンダーの着脱

使用感

家で、定期的にバルブコアの増し締めをする際や、チューブレスタイヤにシーラントを入れる際にバルブコアを外すために使用しています。

使用方法(仏式バルブ)

私が主に使っている機能は、仏式バルブのバルブコア着脱です。

ツールのこの部分を使います。

 

このように、バルブコアを挟み込んで回します。

使用方法(その他)

こちらの中央の部分は、バルブエクステンダーを回すための5mmスパナになっています。

 

こちらの部分は米式バルブのバルブコア着脱に使うようです。うちには米式バルブがないので試せてはいません。

使い勝手

主に仏式バルブのバルブコア着脱のみでしか使っていませんが、しっかりとバルブコアを増し締めできます。緩める際にも、確実に作業が完了できます。

この工具で締めるようになってからというもの、ネジ込み式口金の携帯ポンプでバルブコアを取ってしまう悲劇には遭遇しなくなりました。

まとめ

しっかりとバルブコアを「締める/緩める」が行える工具。最近はバルブキャップや携帯ポンプにバルブコアツールの機能が付いていることがありますが、やはり専用工具のほうがしっかりと作業出来ます。

これで締めておけば、出先でバルブコアが外れる悲劇は防げるでしょう。それだけでも1400円の元は取れた気がします。最近はチューブレスタイヤにも手を出しているので、シーラントを入れる際にも本製品の出番があります。

似た工具は色々ありますが、やはり専用工具は精度も良くて作業性も良かったです。さすがPARKTOOL。そんなことを感じさせてくれる工具でした。

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評価

対象モデル:  PARKTOOL「VC-1 バルブコアツール」
年式: 2018年
定価: 1771円(税込)
購入価格: 1443円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 9g

価格への満足度

6/10

目的と使用頻度を考えると少し高いかもしれない。

総合評価

10/10

バルブコアの増し締め・緩めをしっかり行える。

レビュアー情報

年齢: 36歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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