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【レビュー】PWT「チェーンキーパーツール CKT22」
評価:5
PWTのチェーン保持用ツール。輪行やドライブトレイン清掃で使用します。
購入動機
自転車店でこの手のチェーンキーパーはよく見かけますが、正直言って何に使うのか良く分かっていませんでした。「輪行時のエンド保護に」と書いてあるのですが、これを付けても縦型輪行袋だとエンドは変形してしまうでしょうし……。横型輪行袋ならチェーン落ちを防げるということでしょうか。
ある日見たワコーズのメンテ動画で本製品を使っているのを見ました。これは整備用具だったわけですね。
「なぜ使うか」について言及はしていませんでしたが、私が推測するに、ホイールを付けたままで掃除すると以下のような問題があるからだと思います。
②チェーンを先に掃除しても、スプロケの汚れが付く
→ならば、チェーンとスプロケは別々に掃除すべき
本製品を使うことで、スプロケとチェーンを別々に掃除することが可能になります。
動画でどこのメーカーのものを使っているかは不明でしたが、「どれでも大体同じだろう」と言うことで、Amazonで一番上に表示されていた本製品を選びました。
製品概要
実測重量は118g。
クイックリリースに、プーリーに相当する部品が付いただけのものです。
使用感
主に室内でのドライブトレインの清掃時に使用しています。
取付
これが結構厄介です。チェーンを本製品の回転部に引っ掛けてクイックをしめなければならないのですが、クイックが外れる方向に力が働きます。結構頑張って抑えながら取り付けてやらねばなりません。
回転部は横に動くようになっているので、チェーンラインが真っ直ぐになるようにします。私はフロントをアウター、リヤをトップから2~3枚目に入れて使っています。
クランクを回して、スムーズに回れば取付は完了です。
使用
後は、チェーンの掃除をするだけ。ホイールを外しただけだとドライブトレインがスムーズに回ってくれませんが、本製品があることによりスムーズに回ってくれます。
チェーン清掃の機械(ガラガラするやつ)を使うのか、それともチェーンをブラシで磨くのかは掃除の流派によって違うと思いますが、やはりドライブトレインがスムーズに稼働すると作業効率が違いますね。
また、最初に睨んだ通り、スプロケとチェーンが汚れの擦り付け合いをしなくなるので、チェーンが綺麗になるまでが早くなりました。チェーン・プーリー・クランクが綺麗になれば、それ以上汚れが出ないので。スプロケ1個が減っただけでも、掃除の効率が上がりました。
ただ、本製品のプーリー部分も汚れが付くので、そこも定期的に掃除する必要はあります。
その他
私はステー部を保持するメンテスタンドと組み合わせて使用しています。
クイックを保持するタイプのメンテスタンドでも使用可能だとは思うのですが、本製品に付いているクイックは外カムなのでカンパニョーロクイック対応のものでないと保持出来ないかもしれません。
まとめ
ドライブトレイン掃除の効率化が出来るツール。取付がちょっと面倒ではありますが、私的にはそれ以上の利点があると感じました。
一つ不満があるとすれば、ディスクロード(スルーアクスル)には非対応であること。PWTからはスルーアクスル対応の製品は出ていません。
ちょっと高いですが、私はPARKTOOLの製品を購入しました。こちらは後ほどレビュー予定。
とりあえず、室内でチェーンの清掃をする機会がある方は、この手の工具を持っておいても損はないと思います。
PWTの製品は売り切れているようですが、恐らく下記のSUPER Bの製品もモノは同じはずです。
評価
対象モデル: PWT「チェーンキーパーツール CKT22」
年式: 2017年
定価: 1897円
購入価格: 1897円
公称重量: 不明
実測重量: 118g
価格への満足度
使用頻度を考えると高くはない。
総合評価
屋内でのドライブトレイン清掃に必携のツール。
著者情報
年齢: 36歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。