【調査】 自転車の耐荷重

  • 2017年3月10日
  • 調査
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自転車には耐荷重があります。体重が100kgクラスの人は耐荷重について悩むこともあるもの。その一指針として、メーカーごとの耐荷重を調べてみました。

車種ごとに耐荷重は異なるので、今回はロードバイクのみに絞って調査しています。

調査動機

元々私は体重が130kgあり、自転車店でロードバイクの購入を断られた経験があります。店員さんの話によると、

 「90kg以下にならないとロードバイクは薦められない」
 
とのこと。結局、私は90kgを切るまではMTBに乗っていました(それでもスポークやBBはすぐにダメになった)。

先日、Twitterでロードバイクの耐荷重の議論を見て、メーカーごとにどういう違いがあるのかが気になって調べてみました。

調査方法

基本的には、メーカー本国(またはインターナショナル)サイト内にあるオーナーズマニュアルの記載を調査しています。対象は、「一人乗りのロードバイク」。マニュアルは、なるべく最新の物を正としています。

マニュアルを公開していないメーカーの場合は、FAQなど体重についての記載がある部分を調査しました。

調査結果

結果を表に纏めました。

自転車の耐荷重

地域ごとに傾向があります。

 ・アメリカ
  →アメリカ合衆国は大体125kgで統一
 ・ヨーロッパ
  →アメリカよりも耐荷重は低め
  →イタリアは耐荷重を公開していないブランドが多い
 ・アジア
  →日本はほとんど耐荷重を公開していない

  
これには、地域ごとの体格差が反映されていると仮定してみます。成人男性の平均体重を比較してみましょう。適当な検索で見つけたデータなので、数字は正確ではない可能性があります。

 ・アメリカ合衆国: 87kg
 ・フランス: 77kg
 ・日本: 64kg

大体、耐荷重の序列と平均体重の序列は一致しそうです。アメリカの自転車の耐荷重が高いのも、この数字を見て頷けました。日本とアメリカでは求められる耐荷重が全く異なるということですね。

なお、今回はロードバイクで比較しましたが、MTBやツーリング車の場合はもう少し耐荷重が多めに設定されている場合が多いです。メーカーごとに異なりますが、概ね+10kg程度は違うようです。

まとめ

ロードバイクフレームの耐荷重には、生産国の体格が影響していそうだということが分かりました。マーケティングを考えれば当たり前の結論とも言えます。

日本のメーカーはほとんど耐荷重を公開してませんが、JIS規格では「体重65kg+荷物重量(15kg~27kg)」を耐荷重として採用しているようです。もっとも、これは一般車(いわゆるママチャリ)の数値なので、スポーツ自転車を同一の基準で語ってよいかは不明ですが。私が冒頭で言われた「90㎏を切らないとロードバイクには乗れない」と言うのは今思うと正しい数値だったと思えます。

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体重が重い人目線で考えると、日本やヨーロッパのメーカーのフレームを買うよりは、アメリカメーカーのフレームを買ったほうがトラブルは少なそうです。恐らく、相当重い人によってテストされているはずですので。それでも耐荷重をオーバーしてしまうならば、アメリカメーカーのMTBやツーリング自転車を買うということになりそうですね。

もっとも、自転車の耐荷重は、フレームだけでは決まりません。BBやハブ、スポークと言った部分は体重があると壊れやすいですね。私も100㎏を超えていた時は3ヶ月に一回はスポークを折っていました。周辺の機材や乗り方も考えて、店に相談して買うのが無難だと思います。

レビュアー情報

年齢: 32歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。