【レビュー】SCOTT「Airstrike Compact」

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評価:4

SCOTTの自転車用バックパック。前傾姿勢にフィットするような形状をしているのが特徴です。

目次

購入動機

何のために買ったのかは正確には覚えていませんが、街乗りや日帰りの山岳ツーリング用に今は亡きニコルユーロサイクルで買ったはずです。

普段は大型サドルバッグを使う私ですが、峠ばかりを走るような山岳ツーリングではリュックを使うことのほうが多いです。第一に距離があまり長くない(長くても100㎞以下)こと、第二に自転車の重心が偏るのが嫌なことが理由です。長時間リュックを背負うと肩がこるので嫌なのですが、経験上300㎞以上走った場合のみしか問題にならないことが分かっています。それよりも、激坂を含む山岳ライドの場合には車体の重心が後ろ側に偏るのはあまり好ましくないので、リュックを使っています。

このバックパックは前傾姿勢に合わせて作られたリュックとのことで、面白いと思って購入しました。

製品概要

実測重量は623g。容量は9Lです。

リュックの背面部は前傾姿勢に合わせて形が固定されています。多分プラ板か何かが入っているはず。背中が蒸れないように、発泡素材を背面に配置しているのも特徴です。

使用感

山岳ツーリングや、距離を乗らないツーリング(自転車屋巡りなど)で使用しています。

着用感

車体の重心を偏らせない効果は想定通り。

ただ、最初から背面部にアールが付いているため、シッティングで乗る分には違和感がありませんが、ダンシング(の中でも上半身を伸ばした、いわゆる休むダンシング)ではこのアールが違和感となります。背中をあまり曲げないクロスバイクでも違和感がありますね。ロード向けの製品と言えます。

物理的に軽いのと、背中全体で重量を分散する構造になっているため、重さを感じにくいのはGoodです。

蒸れ

夏場は多少蒸れますが、やはり発泡素材の効果で完全にベッタリと背中全体が汗で覆われることはありません。適度に通気性があります。

容量

小さいです。見た目は結構大きく見えますが、割と絞られた形状です。A4のクリアファイルは入りません。

とはいえ、日帰りのツーリング程度であれば問題のない容量と言えます。泊まりがけならば、これにオルトリーブのサドルバッグLを追加する感じになると思います。

まとめ

ロードバイクでの日帰りツーリングに向くバックパック。色もそこまで主張しなく、バイクを選ばないデザインです。

容量がもう少しあると汎用性が高い気がしますが、軽量性とのトレードオフですね。

評価

対象モデル:  SCOTT「Airstrike Compact」
年式: 2011年
定価: 不明
購入価格: 失念
公称重量: 620g
実測重量: 633g

価格への満足度

価格失念

総合評価

8/10

収容能力は低いが、姿勢に合わせた設計が良い。

レビュアー情報

年齢: 32歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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