【レビュー】SHIMANO「DEORE XT PD-T780」

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評価:3

SHIMANOのXTクラスのSPDペダル。片面フラットタイプです。型番が「PD-T」なので、ツーリング向けモデルになります。

目次

購入動機

通勤や買い物に使っているクロスバイク用に購入。

普段の通勤ではフラット面を、たまにちょっと遠出するときにはビンディング面を。そんな感じの使い分けをしようと考えていました。片面フラットのSPDペダルは割りと下のグレードからあるのですが、どうせなら高いグレードのものを……ということで、片面フラットでは最高グレード(XTクラス)である本製品を購入しました。

製品概要

実測重量は左右で392g。そこそこ軽量&さすがシマノ、重量が正確。

片面はフラット。

片面はSPD。

側面には反射板がデフォルトで付属。この反射板は着脱が可能になっています。

ペダルの取り付けは8mmアーレンキーを使用。ペダルレンチは使えません。少し不便であると感じます。8mmアーレンキーは、携帯工具に付いていないことも多いので……。

使用感

クロスバイクに取り付けて、約3ヶ月ほど使用しましたので、その感想を。

見た目

片面フラットですが、スッキリとしていてなかなかの格好良さ。

黒の塗装は結構ハゲやすく、既に剥がれて地の金属が見えてきてしまっています。反射板が野暮ったいといえば野暮ったいですが、そこは安全性を重視してのことなので言いっこなしで。

重量

最軽量クラスのSPDペダルは300g前後なので、80g程度重いことになります。とはいえ、反射板が付いてこの重量なので、頑張っていると言えるでしょう。

ビンディング面

ビンディングのキャッチ&リリースについては、デフォルトのセッティングでは固め。ただ、調整機構で緩めたらキャッチもリリースもちょうど良い感じになりました。

フラット面

本製品のフラット面ですが、晴れでの使用は特に不満はありません。しかし、雨の日はかなり滑ります(スニーカーとセットで使用)。靴底への食いつきが弱いのではないかと思います(その分、靴への攻撃性は低いはず)。

Amazonのレビューを見ても「滑る」という不満がちらほらと。靴との相性もあるかも知れませんが、ピンが増設出来る穴があるとより良いのではないかと思います。

剛性感

ビンディング面を使用して思いっきり踏み込んでも、力が逃げる感じはありませんでした。そこはさすがXTグレードといった所でしょうか。

その他

スッキリと収まった反射板はアピール度も高くて好印象。普段使い用のペダルとして嬉しい心配りだと思います。

まとめ

色々な場面で使え、反射板を付けることで安全性にも配慮。剛性感も十分で良いペダルだと思うのですが……。

それだけに、雨の日に滑りやすいのが残念です。通勤では、「行きが晴れでも帰りは雨」というシチュエーションはありがちなので。

もし時期バージョンが出るならば、TIOGAのスパイダーペダルのように、着脱可能なピンを取り付ける穴が開いているとより良いなーと思います。

評価

対象モデル:  SHIMANO「DEORE XT PD-T780」
年式: 2014年
定価: 6794円(税込)
購入価格: 6149円(税込)
公称重量: 392g
実測重量: 392g

価格への満足度

8/10

凝った作りの割には安い。

総合評価

6/10

良いペダルだが、やはり雨で滑るのが気になる。

レビュアー情報

年齢: 30歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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