【レビュー】SHIMANO「DURA-ACE PD-7900」

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評価:4

Shimano初のカーボンペダルです。SPD-SLのフラグシップモデルとなります。グレードはデュラエース。

目次

購入動機

軽量フレームのXELIUSを買ったため、ペダルもそれに併せて軽量なものを買いたくなりました。

重量だけで言えばTIMEやSPEEDPLAYの方が軽いわけですが、やはり耐久性はどれも一歩劣る印象。

そこで、ShimanoのSPD-SLペダルのラインナップ中で最も軽いPD-7900を選ぶことにしました。

概要

ペダルボディはカーボン製。

重量は左右で250g。公称248gなのでかなり優秀な値と言って良いでしょう。

使用感

従来はPD-6620(Ultegra SL)を使っていたので、それと比較してのレビューになります。

重量

公称ベースで317g→248gと、実に70g近く軽くなっています。

乗っていて体感出来る軽さではありませんが、1分に90回、左右併せて180回も上下するものなので、影響は大きいでしょう。

ポジション

PD-6620→PD-7900では、スタックハイトが1.9mm、Qファクターが1.5mmも小さくなるため、クリート位置の調整やサドル高の調整が必要となりました。

なお、PD-7900の取り付けは六角レンチのみでしか行えず(スパナ不可)、必要なレンチは8mmです。Dura以外は6mmなのですが、軽量化のためでしょうか?

性能

剛性が高い!ということくらいしか違いは分かりません。

スタックハイトが小さいことからもダイレクト感は増しているはずですが、「明らかに変わった!」と体感出来るほどのものではありません。

耐久性は未知数ですが、2年半使っても特に問題は起こっていません。DuraAceの名は伊達ではないということでしょう。

まとめ

軽量、高剛性、高耐久性。まさにDuraAceらしさを形にしたペダルではないかと思います。

値段は金属製のアルミグレードに比して2倍ほどですが、削れる重量から考えればそこまで高いとはいえないでしょう。重量以外の性能も高いですしね。

しかし差別化かも知れませんが、Duraとそれ以外のSPD-SLペダルでQファクターとスタックハイトを変えるのは個人的には勘弁して欲しいところです。調整が面倒くさい……。

評価

対象モデル:  SHIMANO「DURA-ACE PD-7900」
年式: 2011年
定価: 23007円(税込)
購入価格: 20000円(税込)
公称重量: 248g
実測重量: 250g

価格への満足度

6/10

値段相応の性能がある。

総合評価

8/10

DURAらしい逸品。

レビュアー情報

年齢: 29歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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