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【レビュー】SHIMANO「DURA-ACE SM-BB9000」
評価:2
SHIMANOのDura-Ace9000シリーズのBB。BB自体の径が小さくなっています。
購入動機
スチールフレーム用に購入。
久しぶりのねじ切りBBと言うことでCHRIS KINGを入れるか迷いましたが、やはり入手性と値段からSHIMANOにしました。BBの値段はグレードでの差が小さいので、迷わずDuraです。
製品概要
重量は未測定。ホローテックII用です。
BB-7900までは44mm径でしたが、本製品の世代から38mm径に小型化されています。
使用感
QUARKのスチールフレームに付けて使用しています。取付は店にお任せしました。
重量
BB-7900と比べて24gの軽量化。軽量化のコスパ的には悪くない選択です。
回転性能
フレームが別だったので正確な比較になるかは不明ですが、BB-7900と比べて特別良いとか悪いとかは体感出来ません。
耐久性
今の所、1か月間で使用1000㎞ほど。雨の中も走りましたが、さすがにこの距離では異音等は発生していません。過去のレビューを見ると耐久性に難アリに見えるので、しばらく使って見て追加レビューします。
見た目
一番良いなーと思ったのはここです。
目論見通り、BBシェルとBBの間で段差が全く出来ませんでした。以前の44mm径だと、BBの径の方が大きく段差が出来てしまったはずです。小型化したことにより、スチールフレームのBBシェルと段差が出来なくなったわけですね。SHIMANOが計算してやったのかは不明ですが、この見た目は気に入っています。
逆に、BBの太いカーボンフレームだと逆の段差が出来てしまうはず。以前乗っていたSPECIALIZED ROUBAIXにも同じくBB-9000を付けていた時期があるのですが、BBシェルの太さに反してBB径が小さすぎて見た目がイマイチでした。
もはやカーボンフレームの大多数はBB86等の圧入式が標準になっています。ねじ切りBBを使う自転車の大多数は金属フレームのはず。そうなると、この細さが見た目的には良いのかもしれません。
まとめ
軽量・小型のBB。
スチールフレームには良くマッチするでしょう。逆にカーボンフレームだと不自然な段差が出来ます。
追記(2019/02/14)
当初は評価を★3にしていましたが、★2に格下げしました。
理由は耐久性の低さ。5000km程度でゴリゴリ感と異音が出てしまい、結構な頻度で交換することになったのが理由です。
原因は恐らくベアリングの小径化。ベアリングが小さくなると中の玉も小さくなり、結果として単寿命になるそうです。まさにその通りになっていたと思います。
スチールフレームに付けたときの見た目は好きなのですが、ベアリングは大きさが正義のようですね。結局、2本目のスチールフレームは大きめのベアリングを採用しているCHRIS KINGにすることにしました。
評価
対象モデル: SHIMANO「DURA-ACE SM-BB9000」
年式: 2017年
定価: 3592円(税込)
購入価格: 3000円前後
公称重量: 65g
実測重量: 不明
価格への満足度
Duraにしては安い。
総合評価
見た目は良かったが耐久性は前の世代より大幅に落ちている。
レビュアー情報
年齢: 32歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。