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【レビュー】SHIMANO PRO 「CNC+ ミニポンプ」
評価:4
シマノPROの携帯ポンプです。ホースが内蔵されており、口金をそのままバルブに付けるタイプよりも空気が入れやすいのが特徴です。
購入動機
ロングライドではTOPEAKのミニモーフを愛用していましたが、少し重さが気になってきました。特に、キャノンボールのような制限時間の厳しいライドでは、少しの重量でも削りたいのが人情と言うもの。もう少し小さくて確実に空気の入るポンプはないものか?
このようなことをTwitterで呟いていたところ、フォロワーさんからオススメを頂いたのがこちらのポンプでした。店で実物を見たところ、アルミ削りだしの渋い見た目に一目惚れ。速攻で購入に至ったのでした。
製品概要
実測重量は114g。ミニモーフが154gなので、40g程度の軽量化ということになります。
ボディは製品名の通り、アルミの削りだしの高級感ある見た目。
本体内部にホースが内蔵されています。
ホースは米式/仏式に対応。バルブに取り付ける口金部分はネジが切ってあり、確実に固定できます。
使用感
2014年のフレッシュ(集団で走るブルベ)で使用しました。使う機会は無いかな?と思ったのですが、スタート地点に向かう新幹線の車内で前触れも無くパンク。そして道中でもパンク。かなり活躍してくれました。
ホース付きかつ口金が本体の横側にあるので、ポンプの頭部分を地面に押し付けてポンピングすることが可能です。加えて口金がネジ切りされているので、ポンピング中に口金からバルブが外れることが無く、確実に空気圧を上げることが可能。ストロークもこの手のポンプにしては大きめで、1回のポンピングで入る空気量も多い印象。
前述のフレッシュでは320km地点でパンクしたわけですが、このポンプで空気を入れたチューブで箱根を含む残り250kmを走れたので、そこそこ高圧まで入れられていたはずです。常用の8.5気圧ほどは入ってなさそうでしたが、7気圧程度は入っていたと思います。
IRC ASPITE PRO(24C)を使って性能を実験してみた結果、以下のようになりました。
300回 → 6.5bar
と、なかなかの高性能です。
面白いのは、ポンプの上記部分に磁石が仕込まれていること。携帯ポンプをフレームに付けておくと、振動でポンプが伸びきった状態になってしまうことがよくありますが、このポンプでは磁石でそれを防いでいます。ただ、若干ポンピング時に磁石による抵抗があるといえばあるのですが。
まとめ
そこそこ軽くて、高圧まで入る。見た目も高級感があり、所有欲も満たす。平均点の高いポンプだと思います。シマノPROブランドは質実剛健なイメージですが、そのイメージ通りの製品と言えるでしょう。
本格的な複数日のロングライドではTOPEAKミニモーフを持つと思いますが、1日で終わるファストランの場合はこちらを選ぼうと思っています。
評価
対象モデル: SHIMANO PRO「CNC+ ミニポンプ」
年式: 2014年
定価: 4950円(税込)
購入価格: 3694円(税込)
価格への満足度
凝った作りで納得の値段。
総合評価
ホース内蔵でなおかつポンプヘッドが平ら。理想的な構造だが、少し重い。
レビュアー情報
年齢: 30歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。