【レビュー】SHIMANO PRO「VIBE 7S Stem」

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評価:5

SHIMANO PROのアルミ製ステム。軽量ながら十分な剛性を持っています。

目次

購入動機

しばらくBBBのROAD DRIVE(90mm)を使っていましたが、剛性と色に不満があり、買い替えを検討。

その結果、剛性に定評のあるSHIMANO PROのステムを初めて使ってみることにしました。カベンディッシュやキッテルが使っても不満の無いステムなので、期待は高まります。

製品概要

実測重量は90mmで124g。3TのARX TEAMより少し重めですが、十分軽量と言えます。なお、角度は10度とちょっと珍しい角度。

クランプ方式は少し変わっていて、ネジで止めるのはステム下側の2箇所のみ。ステム上側は引っ掛けるだけという機構。これで軽量化を実現しているそうです。

ステムといえば丸型が多いですが、PROは台形で角ばっており、いかにも剛性がありそう。

正面から見ると誇らしげな「V」の文字。

使用感

3TのERGOSUM TEAMとの組み合わせで使用。従来のステムは前述の通り、BBBのROAD DRIVE。

まず、軽く乗ってみて驚いた。明らかにハンドル周りの剛性が高くなっているのを感じる。これまでのROAD DRIVEが軟かったのかもしれませんが。

次に、レースペースの練習で使用。登りでは、シッティングで効果を特に感じる。ハンドルを引く力が無駄なく伝わる感じ。

1000Wのスプリントでも、全く捩れる感じが無い。ハンドルがカーボンなので、ハンドル自体は少し捩れる感じはあるものの、根元がガッシリと固定されているのを感じる。

振動に関してはこれまでよりも拾う感じではあるものの、レース用と割り切れば全く問題は無いレベル。

まとめ

3T ARX TEAM、DEDA ZERO1、DEDA ZERO2などを使ってきましたが、これまで使った中で最も剛性のあるステムです。

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値段はちょっと高めではありますが、それでも他社の同クラスと比べれば高すぎるとは思いません。

これだけしっかりしたステムだと、同じPROのハンドルも使ってみたくなりますね。ハンドル周りはしばらくしたらPROだらけになっているかもしれません。

なお、あくまでレース向けとしての評価であり、ロングライド向けにはちょっと硬すぎると思います。

評価

対象モデル:  SHIMANO PRO「VIBE 7S Stem」
年式: 2014年
定価: 不明
購入価格: 11340円(税込)
公称重量: 120g (90mm/10°)
実測重量: 124g (90mm/10°)

価格への満足度

5/10

適価。

総合評価

10/10

レース用のステムはこれに決まり。

レビュアー情報

年齢: 30歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

 

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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