【レビュー】SHIMANO PRO「VIBE 7S COMPACT」

評価:4.5

SHIMANO PROのアルミ製ハンドル。プロチームのスプリンターがこぞって愛用するモデル。

形状によって、コンパクト/アナトミック/ラウンドの三種類を展開。今回レビューするのは、もっともリーチの小さい「コンパクト」です。

購入動機

買ったばかりのカーボンハンドルを、レースでの落車によって破損。同じ轍を踏むのは嫌なので、次は落車しても壊れ無そうなアルミハンドルを買うことにしました。

それまでは軽量マシンの方向性でパーツを選んでいたんですが、この際に方針を転換。剛性重視のパーツを選ぶことにしました。

ということで、ハンドルとステムは、剛性に定評のあるVIBE7Sシリーズを選択したのでした。

製品概要

400mmサイズ、店で取り付けてもらったので重量は不明。それまで使っていたカーボンハンドルは200g程度なので、70gほど重量化。

リーチは79mm、ドロップは131mmとコンパクト。

ステムのクランプ部分と上ハンは太さが同じ。通常は多少上ハンドルが細くなっているものですが、このハンドルは違います。

使用感

SCOTT FOILのフレームに付けて、以下のステムとセットで使用しています。

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剛性感

素晴らしく硬いです。私程度の力ではビクともしません。それもそのはず、世界のトップスプリンターが使うモデルですので。1000Wのスプリントでも安心。

むしろ、スプリントで思いっきり力を掛けた場合には、ハンドル&ステムより先のフレームが捩れる感じも。FOILもそれなりに剛性は高いはずですが、私が乗っているのは下位グレードなので柔らかいのかもしれません。もっと剛性の高いフレームと合わせてみたいですね。

快適性

それまで使っていたERGOSUM TEAM(フルカーボン)に比べると振動を伝えてきますが、そこまで不快ではありません。

とはいえ、このハンドルが付いているマシンは100km以下の距離しか乗らないので、多少振動を伝えてきても問題にはならないのですが。

上ハンドルがフラットであるハンドル並に太いので、最初は握りに違和感があります。私は手が小さめなので、慣れるまで時間が掛かりました。

ポジション

前に使っていたERGOSUM TEAMに比べると、リーチが-11mm、ドロップが+3mm。

若干ブラケットが遠く感じていたのですが、握りやすくなりました。ドロップは深くなり、スプリントでより力が入るように。

その他

私は割りとハンドルの肩の部分を握ることが多いのですが、このハンドルは肩がありません。というよりはブラケットまで緩いアーチを描いた「なで肩」形状になっています。

剛性を出すため、もしくは軽量化のための工夫なのかもしれませんが、握りのポジションが1つ減っているのは不満な点です。

また、太いので、上ハンドルまでバーテープを巻いてしまうと、ほとんど余りません。巻き方によっては足りなくなることもあるかも。

まとめ

剛性アップのチューンとしては狙い通り。この程度の増量で、走行性能は大幅にアップしたと感じています。

ちょっと不満なのは上ハンドル~肩の形状。ポジションが1つ減ってしまったのはちょっと痛いところ。ロングライド用のマシンではないので、そこまで重要ではないのですが。

安心してハンドルを振り回したい方に、是非オススメしたいハンドルです。

評価

対象モデル:  SHIMANO PRO「VIBE 7S COMPACT」
年式: 2015年
定価: 10800円(税込)
購入価格: 10800円(税込)
公称重量: 260g
実測重量: 不明

価格への満足度

8/10

アルミ最高級のハンドルが1万円は安い。

総合評価

9/10

剛性最強、なで肩の形状が不満。

レビュアー情報

年齢: 30歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。