【レビュー】SHIMANO「R55C+1」

評価:2

SHIMANOのロード用キャリパーブレーキ向けシュー。柔らかく、リムへの攻撃性が低いのが特徴。

購入動機

実は、つい先日まで「R55C3よりも1mm厚い長寿命版」だと思っていました。ならばシューの削れやすい雨天ライドの日には良いだろう……と思って付けていたのですが。

実は、全く間違っていたことに気づきました。

製品概要

実測重量は不明。通常のブレーキシューであるR55C3やR55C4よりも1mm厚くなっています。

パッケージには「SOFT TENDRE」の文字。柔らかくてシューが削れやすい分、リムへの攻撃性が低いということです。

使用感

ブレーキシューが厚めということで、600㎞を超える長距離ブルベや、雨天が予想されるブルべなどで、あえて新品のコレを付けていくことが多かったです。実は全く間違ったことをしていたのですが。

調べてみると、本製品はリムへの攻撃性を下げるための製品だったのです。参考までに、シマノのカタログから、各シューの「雨天制動(数字が大きいほど高い)」を以下に示します。

・R55C4(アルミ用): 2
・R55C3(アルミ用): 2
・R55C4(カーボン用): 3
・R55C4-A(カーボンワイドリム用): 3
・R55C1+(アルミ用): 1

まさかの「1」評価です。こういうスペック表でメーカー自ら「1」を付けるのは結構勇気がいることでしょう。つまり、それだけウェット条件が苦手だと言うことです。

詳しいスペックは以下のカタログを参照してください。

ドライ条件だとR55C4と比べても大して制動力の違いは感じませんでした。

しかし、ひたすら雨に降られた先日のライドでは、イメージよりも制動距離がかなり伸びてしまい、ヒヤッとした場面もありました。雨で制動距離が延びるのは当然ですが、それにしても「こんなに止まるのが大変だったっけ?」と思ったのですが……それもそのはず。一応雨ライドでも使えるマークは付いていますが、ウェット条件では制動力が他のシューよりも劣るものだったわけです。更に、シューが削れやすいということは、削りカスも大量に出るということです。汚れやすいとも言えます。

ブルベ直後のフロントのブレーキシューを調べると、約2mmほどシューが減っていました。いくら200㎞で7時間が雨だったとはいえ、少し削れすぎではないか?と思いましたが、納得が行きました。反面、雨天での音鳴りは少ない印象。

つまり、本製品は基本的に晴天用のブレーキシューだったということです。厚みがあるのは「削れやすい」からです。「雨ならば乗らない、リムは長持ちさせたい」という人に向くシューだと思います。

まとめ

リムへの攻撃性が少ない=柔らかく削れやすいシュー。厚みがあるだけのお徳用ではないことに注意してください。雨には全く向きません。

しかし、今回のことで、シマノのブレーキシューは明確に性格づけがされていることを知ることも出来ました。Vブレーキ用のシューではそのような性格づけがされていることは知っていたのですが、キャリパーブレーキ用はオールマイティな物しか無いと思い込んでいたのは恥じ入る限りです。

調べてみると、雨天用最強は、「M50T」という製品。スペック的には雨天制動「4」が与えられています。こちらはシューと舟が一体化したタイプ。単純に一体化タイプは廉価版だと思い込んでいたのですが、明確に役割が与えられていたのでした。

もっとも、ロングライドではブレーキシューごと交換する機会も多く、シューの当たりをライド中に調整するのは容易ではないので、現実的にはR55C4を使うことにはなると思います。

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評価

対象モデル:  SHIMANO「R55C+1」
年式: 2016年
定価: 923円(税込)
購入価格: 800円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 不明

価格への満足度

6/10

割高感はない。

総合評価

4/10

私の用途では使えない。

レビュアー情報

年齢: 32歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。