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【レビュー】SHIMANO「ウインドストッパー インサレーテッド グローブ(2018)」
評価:4.5
SHIMANOの冬用グローブ。想定気温は-5度~3度とされています。今回レビューするのは2018年モデルです。2018年モデルからまた仕様が変わりました。
2021年現在もモデルチェンジせず、このバージョンで継続しています。
購入動機
同シリーズを3世代続けて使っています。冬用グローブとしては割と気に入っていますが、前の2世代目はちょっと残念な出来でした(前レビュー参照)。
ただ、他に決定的に良いグローブも見つからないのでしばらく使用。2019年の初めにグローブ内部に穴が空いてしまったので、またしてもワイズカップで投げ売りされていた買い置きの3世代目を下ろしたのでした。
製品概要
実測重量は106g(Mサイズ)。
GOREのWINDSTOPPER素材を採用しています。
親指部分には汗ふきパッド、手の小指側面にはリフレクター付き。人差し指と親指はタッチパッド対応です。
手首にはフィット感を調整するためにベルクロが付いています。
カラー展開は以下。
・ブルー
・ネオンイエロー
・レッド
使用感
主に冬場の練習や、ブルベで使用しています。
比較対象は、同社の過去モデル2つです。
付け心地
2017年モデルのレビューで「随分分厚くなり、操作性が落ちた」と書きました。
分厚さと共にしなやかさが失われたこと、指先に革のような分厚いタッチパッドが付いたことが操作性低下の原因でしたが、本モデルはそこが解消されています。
生地が変わったのかグローブ全体がしなやかに。グローブ内の手触りの良さも健在で、非常に付け心地も良いです。
透湿性
蒸れにくさも前モデルより向上しています。
初冬に参加したブルベでは15度以上の中をしばらく走りましたが、手が汗で水没することはありませんでした。
防寒性
2~3度の一桁気温なら問題ない防寒性能があります。
手首の部分がしっかりとベルクロで固定されるので冷気の侵入がありません。
ただし、先日のブルベで-4℃の中を走った際は、インナーグローブがあっても手先が痺れました。恐らく、氷点下以上はこのグローブだとキツイと思います。
視認性
前モデルまでは手の甲に反射材を配置していましたが、本モデルから小指の側面に反射材が付くようになりました。
手信号では基本的に小指の側面が後ろを向くので、これは良い変更だと思います。しかも、かなり強烈に光ります。
その他
指先のタッチパッドも薄くなり、面積が増しました。シフトやブレーキの操作性だけではなく、スマホの操作性すらも向上しています。文字が打てるレベルに進化しています。
指先が汚れるとタッチ感度は落ちますが、洗濯すると復活します。
まとめ
2世代目より随分と良くなりました。それまでお気に入りだった1世代目の操作性の良さは残しつつ、防寒性・透湿性をアップしている印象です。
防寒性能はそこそこのレベル(氷点下になるとキツい)に留まってはいますが、これだけのしなやかさがあるとインナーグローブを付けても操作性が悪くないので目をつぶることは出来ます。スマホの操作も文字が打てるレベルまで進化しています。
何故かワイズカップで毎年ワゴンセールにされていますが、これは良いものです。
さすがに3シーズン使ってボロボロになってきたので、2020年モデルを追加購入。といっても中身は同じものだと思うので事実上のリピート購入です。これであと3年は戦えるはず。
評価
対象モデル: SHIMANO「ウインドストッパー インサレーテッド グローブ(2018)」
年式: 2018年
定価: 6050円(税込)
購入価格: 2160円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 106g(Mサイズ)
価格への満足度
とても安く購入できた。
総合評価
前世代の弱点を消しつつ進化した。
レビュアー情報
年齢: 36歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。