【レビュー】SHIMANO「XC1 (SH-XC100)」

評価:5

SHIMANOのクロスカントリー用SPDシューズ。3本ベルクロ固定式で一番下のグレードですが、非常に軽量です。

購入動機

ブルベ用の「歩けるビンディングシューズ」として購入しました。

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シマノのエントリーシューズ「XC1」を買いました。 個人的に待ちに待った「ベルクロ軽量SPDシューズ」の後継モデルです。 経緯 2015年のPBPは剛性の高いシューズで参加したのですが、終盤に足裏の痺れに悩まされました。 [[…]

詳しい購入理由は上の記事に書いてあります。

かいつまんで言うと、以下のような流れです。

・愛用のシューズ、SHIMANO XC31(廃盤品)がヘタってきた。
・XC31の後継品(っぽい)XC1が7000円台で販売されていた。
・公称重量が334gと重めだが、「とりあえずこの値段なら試してみよう」と思い購入。
XC31が廃番になったのは2017年。その後、ストックしていたXC31を使いつつ様々なSPDシューズを試しましたが、満足の行くものには出会えず。ついに最後のXC31が寿命を迎えつつある中での判断でした。
さて、新作のXC1はどうなのか? あまり期待はしていなかったのですが……。

製品概要

実測重量は304g/308g(43サイズ)。2穴でSPD用です。ミッドソールは、軽量グラスファイバーコンポジットナイロン製。地面と接する部分はゴム製。

シマノ基準の剛性値は「5」とされています。

固定方式は3本のベルクロ。足首側の1本だけはオフセットされており、足の甲に掛かる圧力を軽減させる仕組みになっています。

上位モデルに採用されていた「サラウンドラップ構造」も採用されており、フィット感を高めています。

カラーは、ブラック/レッドの2種類。

使用感

ロングライド/ブルベで使用しています。数百キロを走り、途中の休憩ではそれなりに歩くことを想定しています。現在までに1000km程度使用しました。

重量

公称334g(42サイズ)で、実測304g(43サイズ)と、大幅な逆サバです。恐らく42サイズは300gを切っているでしょう。

それまで愛用していたXC31が実測327g(43サイズ)だったので、大幅な軽量化を果たしたことになります。まぁ、XC1は非常にシンプルな構造ですし、見た目もスッキリしていたので「本当に334gもあるの?」とは思っていたので、実測重量の方が納得感はありました。

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現行のシマノのラインナップでは、グラベル用の高級シューズ「RX8」に次ぐ軽さです。こちらは実測295g(43サイズ)。

入門用の7000円のシューズが、最高級クラスのシューズに匹敵する軽さ。何が起こってるんでしょう?

外観

SPDシューズとしては非常にスッキリした見た目をしています。ゴツさは無く、上から見るとロードシューズと言われても違和感がありません。

 

かかと部分には従来、わかりやすい形の反射材が貼り付けられていました。XC1は反射しそうなパターンの素材になっていますが……これが反射材なのかは分かりません。

フィット感

XC31と同じサイズを買いましたが、若干幅がタイトになった感じはあります。ただ、私の足にはロングライドでも問題のないレベルではありました。

3本ベルクロは、BOAダイヤルほどではないものの、フィット感の調整がしやすいのがいいですね。紐も一度試しましたが、足がむくんできても緩めるのが大変だったので。

オフセットストラップの締まりも良いですし、カカトのホールド感も適度で良いです。

 

「お!」と思ったのは、ベロと靴底を繋ぐゴムバンドが無くなったこと。XC1と同じくサラウンドラップ構造を採用したRX8・XC5(SH-XC501)はゴムバンドが付いており、シューズの脱ぎ履きの際に引っかかってストレスを感じていたのです。

XC1にも当然このゴムバンドはあるんだろう……と思ったら付いていませんでした。不評だったのでしょうね。

ペダリング性能

ソール剛性は低いのでダイレクト感は希薄です。その分、足の裏が痛くなりにくい点が気に入っています。重量も非常に軽く、クランクを回しやすいです。

RX8はとても軽くてよかったんですが、いかんせん私には硬すぎました。200kmで限界。その点、このシューズで一度に走った最長距離は300km程度ですが、足裏は快適でした。

歩行性能

アウトソールはゴム製で、多少ウェットでも滑りにくくなっています。

ソールも適度にしなるので、歩きやすいです。

まとめ

軽く、歩きやすく、ソール剛性が低め。まさに、ブルベ用として思い描いていた通りのシューズでした。特殊なテクノロジーが入っているわけではないですが、長時間履いているのに丁度良い性能を持っています。

これが7000円程度というのは凄いですね。耐久性は未知数ですが、天下のシマノなので1年間ブルベで酷使するくらいは持ってくれるだろうと思います。

 

あまりにも気に入ってしまったので、2足目を早速購入してしまいました。こちらも43サイズで307g。やはり公称重量はなにかの間違いじゃないかと思います。これで向こう2年はブルベ用シューズには困らなそう。

シマノさん、「3本ベルクロ軽量SPDシューズ」を復活してくれてありがとうございます。同じ路線での後継機種にも期待しています。

 

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評価

対象モデル:  SHIMANO「XC1 (SH-XC100)」
年式: 2021年
定価: 9350円 (税込)
購入価格: 7090円 (税込)
公称重量: 334g (42サイズ)
実測重量: 304/308g (43サイズ)

価格への満足度

10/10

安すぎる。

総合評価

10/10

個人的なブルベ用シューズとしての評価。軽い・歩きやすい・足裏が痛くなりにくい。

著者情報

年齢: 36歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間13分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)