この記事は約 3分で読めます。
【レビュー】SHIMANO 「XC31 (SH-XC31)」
評価:5
SHIMANOの競技用SPDシューズの中でエントリーグレードのシューズ。ただし、重量は最軽量(2015年当時)。
購入動機
PBPを以下のシューズで走った結果、足裏が数週間痺れたままになってしまいました。
SHIMANO SH-XC70
http://cannonball24.com/blog-entry-483.html
しかし、一か月後には1000kmブルベが控えていました。このままのシューズで1000㎞ブルベに参加すると同じことを繰り返すと思い、あえてソール剛性が低めな本製品を購入。1000㎞ブルべはコレで走りました。
ちなみに、XC70の前は、本製品の祖先とも言えるXC30というモデルを使っていました。
製品概要
実測重量は327g(片側・43サイズ)。
固定方式は3本ベルクロ。2本目のベルクロが逆向きになった、クロスXストラップという方式を取っています。
使用感
主にロングライド用に使っています。一日中走り、途中の休憩では歩き回ることを想定しています。インソールなどは特に変更していません。
(1) 重量
SHIMANOのSPDシューズの中では一番軽く作られています。実は一番安いのが一番軽いのです。前モデルであるXC30は実測346gなので、前モデルと比べて片側19gの軽量化を達成しています。
(2) 履き心地
ワイドサイズはありませんが、それなりに幅広に作られているようで、長距離を走っても圧迫による痺れは起きませんでした。
3本ベルクロということで、バックルやBOAに比べると固定力は劣る印象。ただ、ロングライド用途ならそこまでキツく締めることも無いので問題ありません。それでも、クロスXストラップを採用したことによって、フィット感は上がっています。
(3) 剛性感
靴底はナイロン+ポリウレタンで作られており、はっきり言って柔らか目。歩き回るにも不都合がありません。SHIMANOによると、剛性値は5。乗り換え前のXC70の剛性値は8ですが、数字以上の違いを感じます。
1000㎞走っても足裏の痺れは出ませんでした。
(4) 見た目
マットな黒一色です。前モデルは足首部分が赤だったので、個人的にはそこだけ不満です。
まとめ
前モデルのSH-XC30の流れを組む、軽くて足裏が疲れにくいシューズ。幅広の足型の私でも、ロングライドで快適です。反面、ダイレクト感を求める人にはむなかないでしょう。
足の裏を鍛える方法があれば良いのですが、現在のところ不明。とりあえず、1000km以上のライドを走る時にはSHIMANOのエントリーモデルというのが私の中で定番になりそうです。
追記
(2020/1/24 追記)
結局、2015年から5年で同じXC31を3回履き替えました。足掛け5年、ブルベでのメインシューズとして活躍しています。
現在4足目。さすがにもうどこにも在庫が無くなってしまい、後継のシューズを探しています。SHIMANOが海外通販先に手を回してどこも売ってくれなくなってしまったので、在庫があっても買うことが出来ません。素直に国内で手に入るシューズで後継を探すしかなさそうです。
なお、2019年のPBPはこのシューズを使用しました。時間外完走ですが、足裏には深刻なトラブルは出ませんでした。
評価
対象モデル: SHIMANO「XC31 (SH-XC31)」
年式: 2015年
定価: 14040円(税込)
購入価格: 7393円(税込)
価格への満足度
実売価格は1万円以下だった。
総合評価
個人的にはロングライド用シューズの最高峰。
レビュアー情報
年齢: 32歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。