【レビュー】SHIMANO「XTR PD-M980」

この記事は約 3分で読めます。

評価:5

シマノのMTB向けの最高グレードコンポ、XTRのペダルです。ロングライド用マシンに取り付けて使用しています。

目次

購入動機

ロングライドは、レースと違って信号ストップが多いため着脱も頻繁。キャッチミスを減らすため、両面でクリートをキャッチできるペダルを探していました。

個人的には耐久性や歩きやすさの観点からシマノ一択。しかし、SPD-SLやSPDのロード用ラインナップには両面キャッチのペダルはありません。

必然、SPDのMTB用ペダルとなるわけですが、どうせなら一番いいものを……ということで、最上級グレードのXTRのペダルを購入しました(といってもデュラエースの半額以下)。

乗り換え前のPD-A520と比較してレビューします。

製品概要

実測重量は306g(左右ペア)。

付属するクリートは、シングルリリースタイプです。

使用感

ロングライド用途でのレビューとなります。

重量

実測重量は、左右ペアで306g。

両面キャッチなのに片面キャッチのPD-A520よりも軽いです。

ポジション

Qファクターについては、特に変化無し。

ただし、下位グレードに比べて、若干クリートキャッチ面の取り付け位置が後ろになっているようです。これはクリートを動かして調整しました。

クリートキャッチ

これは単純にキャッチミスが減りました。やはり両面キャッチは便利。

特にブルベの後半などでは、なかなかクリートがハマらなくてイライラすることが多かったんですが、それが無くなりました。

剛性

取り付けて驚いたのは、その剛性の高さ。

若干、外側にたわむ感じがあったPD-A520に対し、こちらはたわみを全く感じません。余すことなくパワーが伝わっている感じ。

ダンシングで思いっきり体重を掛けてもビクともしません。ただ、その分ちょっと膝には悪いかも。

耐久性

使い始めて9ヶ月。グリスアップ以外は特にメンテしていませんが、調子が悪くなることはありませんでした。

まとめ

見た目も高級感があり、機能的にも十分。

競技用途には使っていませんが、安いSPD-SLペダルよりはよほど良い仕事をしてくれると思います。

値段も抑え目で、かなり「買ってよかった」ペダルです。

後継機種

後継機種のレビューは以下です。

関連記事
【レビュー】SHIMANO「XTR PD-M9000」 SHIMANOのXTRグレードの両面SPDペダル。PD-M980の後継品です。 購入動機 近頃、ロングライドは「LAPIERRE XELIUS」「SCOTT SOLACE」の二台体制。XTRグレードのペダルは...
関連記事
【レビュー】SHIMANO「XTR PD-M9100」 SHIMANOのXTRグレードの両面SPDペダル。Qファクターが55mmタイプ(ノーマル)と52mmタイプ(ショート)がありますが、レビューするのはノーマルのタイプです。 購入動機 ク...

評価

対象モデル:  SHIMANO「XTR PD-M980」
年式: 2013年
定価: 13650円(税込)
購入価格: 11299円(税込)
公称重量: 310g
実測重量: 306g

価格への満足度

10/10

お値段以上。

総合評価

10/10

剛性、軽さ、申し分なし。

レビュアー情報

年齢: 29歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

記事のシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

目次