【レビュー】SKS 「RACE BLADE LONG」

  • 2017年4月10日
  • 2020年2月22日
  • 泥除け
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評価:4

ドイツのパーツメーカーSKSのロードバイク用泥除け。

現在は「RACEBLADE Long2」という製品が販売されており、本製品は廃版となっています。

購入動機

Bike24にペダルを注文する際に、「せっかく送料を払うのだから他にも買おう」と言うことで、安くなっていた本製品を購入しました。

特に使わずしばらく放置していたのですが、参加予定のブルベが1日雨と言う予報。このブルベが、複数人で走る「フレッシュ」という形式だったこともあり、なるべく後ろを走る人に水しぶきを掛けない泥除けを付けようということで、本製品を試してみることにしました。

製品概要

公称重量は497g。実測は未測定ですが、大きくは外れていないと思います。

前後ともに、3つの金具で泥除けを取り付けます。ブレーキキャリパーに1つ、クイックの左右に2つの計3点固定。

色は、黒(グロス)と、シルバーの2種類です。

使用感

2017年の、AR日本橋開催のフレッシュ(チームブルベ)で使用しました。376㎞の工程のうち、300㎞くらいは雨の中でした。

今回は、泥除け本来の性能である、「自分の服への水しぶきを防ぐ」だけではなく、「後ろの人への水しぶきを防ぐ」ことも目的としています。チームライドでは、後ろの人への配慮も必要となるので、本製品を使ってみることにしたのでした。

重量

前後輪ともに、フォークの後部分に付けるメイン部分と、フォークの前部分に付けるサブ部分が用意されています。サブ部分は必要ないと判断したので、今回は付けていません。

メイン部分のみでの前後合計重量は、約400g。「あさひ」のハネンダーが350g程度なので、やや重いくらいの感じです。

金属製のフルフェンダーと比べると軽量に仕上がっていますが、普段は100g以下の簡易泥除けを付けているので、重くは感じます。

取付

結構面倒です。微調整は家で済ませておき、出先でやろうとは考えないほうが良いでしょう。

まず、ブレーキキャリパーを外し、金具を共締めします。

クイックのタケノコバネを外し、金具を左右に通します。この時、まだクイックは締めないままにしておきます。

クイック側の金具に、泥除けを接続します。このボタンを押すことで金具を外すことが出来ます。

クイックを中心に泥除けを回転させて、ブレーキキャリパー側の金具と泥除けを接続します。

クイックを締めます。クイックのレバー部分と金具が干渉しやすいので、本来レバーを置きたい位置に置くのは中々大変でした。

微調整はここのネジを緩めて行います。ポン付けだとタイヤと擦る場合にはここで調整を。

性能 – 水しぶき

「Long」と付くだけあって、前後ともカバー範囲がかなり長く作られています。一般的なママチャリの泥除けよりも長いのではないでしょうか。

水しぶきのブロック性能はカバー範囲に比例するので、これだけ長いとかなり水しぶきを防いでくれるであろうことは使う前から想像できました。

先端部分にはマッドフラップ(ゴムのヘラのようなカバー)が取り付けられており、泥除け内部に跳ねた水しぶきを道路に落とす雨どいの役目を担っています。

調べてみると、車におけるマッドフラップの役割は以下のようなものであるようです。後続車がいるフレッシュにふさわしい装備と言えます。

後続車に対して泥を跳ね上げたり、小石を飛ばしたりしないようにラリー車に装着される。レギュレーションで取付け方法を細かく規定しているイベントもある。

(Weblioより引用)

ここからは、前側と後側に分けて、水しぶき(泥を含む)の防止性能について書いていきます。

前側について。こちらは効果絶大でした。前輪のタイヤからシューズに対して飛んでくる水しぶきをほぼ全て防いでくれていました。これにより、シューズやズボンへの浸水をかなり遅らせることが出来、チェーンリングに跳ねる泥を減らすことも出来ました。

後側について。こちらについては、実際にフレッシュで一緒に走ったメンバーに感想を聞いてみました。カバー範囲は広かったので、他の人が付けていた泥除けよりは水しぶきが少なかったようです。チームメイト曰く、

「CRUD MK3を付けたチームメイトを10とすると、baruさんのは1」

と言った飛散量の少なさ。ただ、やはりタイヤの接地面から真後ろに飛ぶ水しぶきは防げていなかったようです。ここはいかんともしがたいですね。

なお、普段は雨ライドの後は背中が泥だらけになるのですが、今回は背中への泥の付着がほとんどありませんでした。タイヤから前方向に飛ぶ水しぶきは完璧に防げたと考えて良いと思います。

性能 – 安定性

今回、いきなり370㎞のライドに投入したのですが、心配なのは安定性でした。途中でズレてタイヤに泥除けが擦るようになったらライドに集中できませんし、ダンシングの度に擦るのも嫌です。

しかし、実際に370km走っても全く問題は起きず。杞憂に終わりました。3点固定は絶対的な安定性がありますね。

輪行

他の泥除けでも同様ですが、輪行時の取り扱いは面倒です。

泥除け本体の接続部分に付いているボタンを押して、金具と泥除けを分離するのですが、この接続部分に異物(砂粒など)が入り込んでいると中々外れません。しかもそれが3か所。

また、取り外した後も、折りたたむことは出来ないので、運搬手段を考える必要があります。私は泥除けの金属部分をフォークに引っ掛けて、輪行袋内に入れました。

見た目

近くで見るとゴツいですが、遠目で見ると割と目立ちません。タイヤに沿った形状と言うのが効いていると思います。

また、私のフレームがグロスのブラックで、泥除けと色味が合っているのも目立たない理由と言えます。

逆に、フレッシュのチームメイトでは色を理由に本製品を選択から外したという人もいました。彼のフレームは、マットブラック。色味が合わないのです。

まとめ

ロード用の泥除けとしては水しぶきの防御性・安定性共に最高クラスだと思います。

特に前側の泥除けを付けることによってシューズが濡れなくなり、結果的に浸水までの時間が大幅に長くなることには感動しました。泥除けの長さとマッドフラップは実に効果的ですね。

問題は重量と、取り付け・取り外しの面倒さ。

「輪行を挟まない」&「行程の大半が雨になることが分かっている」と言う条件を満たすならば、私は今後コレ一択で行くと思います。それ以外の場合には、もう少し軽くて付け外しが簡単なものを使うと思います。

評価

対象モデル:  SKS「RACEBLADE LONG」
年式: 2016年
定価: 8220円(税込)
購入価格: 4000円(税込)

価格への満足度

8/10

約半額で買えました。

総合評価

8/10

ロード用泥除けとしての性能はピカイチ、重さと輪行がネック。

レビュアー情報

年齢: 32歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。