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【レビュー】SKS 「SUB40」
評価:1
SKSの携帯ポンプ。SUB40という名前の通り、「40g未満」の重量を誇ります。現在はSKSのカタログには存在しません。
購入動機
わいわいセールで8割引になっていたのを見て衝動買い。黒が欲しかったのですが、白しか有りませんでした。
製品概要
実測重量は、ポンプ単体で39g。2007年時点では世界最軽量のポンプだったそうです。
口金は仏式のみの対応です。
付属のブラケットは、マジックテープで巻きつけるだけと言う簡素なもの。
使用感
とりあえず家で使ってみました。
重量
本当に40g以下。見た目はそれなりに大きさがある(200mm)のですが、意外なほどに軽いです。
現在ではiPumpやバルビエリのNANAと言った超軽量ポンプがありますが、それらとタメを張れるスペックです。
大きさ
200mmと、割と大きめです。ツール缶やサドルバッグは大型のものならギリギリ入る程度。同じくSKSから出ている「CAGE BOX」には入りました。
付属のブラケットは使いにくいです。同じくらいの軸径のポンプはいくらでもあるので、TOPEAKのブラケットを流用すればボトルケージ脇に設置できると思います。
使い勝手
補助チューブは使えないので、口金をそのままバルブに突き刺して使用。
本体は金属ではなくプラスチック製ですが、強化プラスチックということで頼りなさは有りません。ただし、ポンピングは無負荷でも若干の抵抗あり。
性能
IRC ASPITE PRO(24C)に対してテストを実施。
70回を越えた辺りで口金からのエア漏れが発生。手にもはっきりと風を感じるほどです。2気圧ほどは入りましたが、そこから先には入りませんでした。
恐らく、口金のゴムパッキンが劣化しています。発売から8年も経っているわけで、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれませんが……。
一応、パッケージに入った状態でここまで劣化しているので、今世に出回っている本製品のほとんどは私の持っているものと同じか、それ以下の保存状態のはずです。まともに使えませんので、購入される方はご注意。
まとめ
「普通に使える」というレビューは見られるのですが、いずれも2010年以前のもの。現存するものは、よほど保存状態が良くなければ使える状態にないと思います。適合するパッキンがあれば復活できそうですが……。上手く径が合うものがあるのか?
今回の教訓は、
「セール品(恐らく長く棚に放置された)の携帯ポンプはパッキンが劣化して使えない可能性がある」
ということです。購入する際には、あまり年季の入ったポンプは新品と言えど避けたほうが良いかもしれません。うちにあるTOPEAKのポケットロケット(7年もの)もパッキンが劣化してエア漏れを起こしてしますし。
とりあえず観賞用に保存しておこうと思います。
評価
対象モデル: SKS「SUB40」
年式: 2007年
定価: 6500円
購入価格: 1458円(税込)
価格への満足度
8割引。定価ベースで考えると安いが……。
総合評価
まさかのパッキン劣化で使えず。
レビュアー情報
年齢: 30歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。