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【レビュー】SKS「ZIPFLINGER」
評価:3.5
ドイツのSKSのポンプ用アダプタ。主に子供用自転車や折り畳み自転車等、バルブが差し込みにくいホイールのためのアダプタですが、携帯ポンプ用としても使えます。
購入動機
この商品、コンセプトとしては以下そっくり。
ただ、Grungeの製品はサドルバッグに入れるには大きすぎたので、もう少し小型のアダプタが無いかと探していましたところ、こちらの製品を発見。どうやら新製品のようです。アダプタとしては少し高かったのですが、物は試しと購入しました。
製品概要
実測重量は34g。Grungeは54g。長さは、175mm。Grungeが350mmなので、約半分の長さです。
対応するのは米式と仏式。ヘッドの反対側に2種類の口金が付いています。特に切り替えのスイッチはなく、自動で切り替わるようです。
口金部分は回転機構を備えており、バルブにネジが切ってあれば確実に固定した状態で空気を入れることが出来ます。Grungeのアダプタはロック機構が付いていますが、私はこちらのネジ切りの方が好きです。
使用感
以下のポンプと組み合わせて使用しました。

このアダプタの使い方にはコツがあります。
「バルブをホイールの上に位置した状態で、下から口金を取り付ける」ことです。
説明書を見たときは「何の意味があるのコレ」と思ったんですが、「口金のどちらに空気が流れるか」を切り替えるために必要であるようで。バルブをホイールの下に位置した状態でポンピングしても反対側の口金から空気が漏れるだけでした。
airboneのポンプ単体ではバルブを痛めそうな感触があったのですが、このアダプタはネジでしっかりバルブに固定できるのでその心配はありません。空気圧も5気圧程度なら普通に入れることが出来ます。airbone単体だと、私の力ではここまで入りません。
まとめ
コンパクトで多機能、見た目もなかなか良い感じのアダプタです。
airboneの組み合わせは、私では5気圧が限度なので、ロングライド用としては心もとない印象。ただ、家まで帰ってくるためのエマージェンシー用としては、省スペースで実用性が高いと思いました。お値段はGrungeの3倍近いのはちょっと納得が行きませんが……。
個人的には米式は全く使わないので、仏式だけのバージョンの製品があればよいなーと思ったのですが。ちょっと探してみたところ、もっと機能的に単純なTNIの「お助けチューブ」を発見しました。こちらのほうが良さそうですね。
評価
対象モデル: SKS「ZIPFLINGER」
年式: 2014年
定価: 1728円
購入価格: 1728円
公称重量: 不明
実測重量: 34g
価格への満足度
値段は競合に比べると高い。
総合評価
携帯ポンプを実用的に変身させる。使い方に癖はある。
著者情報
年齢: 29歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。