【レビュー】SPECIALIZED「ネオプレーンシューズカバー(2012)」

評価:5

SPECIALIZEDの冬用シューズカバー。ロード用の3穴シューズ向けです。BOAダイヤルのシューズを前提とした設計となっており、カバーを付けたままでダイヤルを調整出来ます。

レビューするのは2012年モデルで、既に廃版となっています。

購入動機

SPECIALIZEDのS-WORKS ROADシューズ用に購入しました。このシューズカバーは、着用状態でS-WORKSシューズなどに採用されているBOAダイヤルを回せるように設計されているためです。

直接的な購入のきっかけは、サイクルスポーツの冬用シューズカバー特集で高い評価が付けられていたことだったと記憶しています。

製品概要

実測重量は、Lサイズで222g(両足)。シューズのサイズは42サイズでジャストフィット。

側面部はBOAダイヤルを調整できるようにマジックテープで開閉可能になっています。

S-WORKSシューズでなくてもBOAダイヤルを持つシューズには使用可能です。逆に言うと、BOAダイヤルではないシューズ(特に3本ベルクロ)ではあまり恩恵は得られないでしょう。

ジッパーはくるぶし側についており、マジックテープとの二重留めになっています。

使用感

SPD-SLクリートを付けたS-WORKSシューズや、SHIMANOのRC7(BOAダイヤル式)のシューズで冬場に走る時に使用しています。

フィット感

もちろん同じ会社の品物なので、S-WORKSシューズにはピッタリとフィット。SHIMANOのシューズに被せても違和感はありません。

BOAダイヤル調整用の窓

このシューズカバーがユニークなのは、BOAダイヤル調整用の窓が設けられていることです。

 

この部分が開きます。

 

窓を開いた図。ここからBOAダイヤルを回して調整できるわけですね。

それまでわざわざ一旦シューズカバーを外さないと締め付け具合を調整できなかったので、便利になりました。

空気抵抗

BOAダイヤル調整用の窓の部分が出っ張っているので、空気抵抗は大きいと思います。レースで付けなければ問題ないと思いますが。

防寒性

ネオプレーンなので中々の防寒性の高さ。かなり風通しの良いS-WORKSシューズでも、0℃くらいまでは耐えてくれます。

しかし、氷点下になるとつま先に痺れが……。BOA調整用の窓が密閉性を下げていなければもう少し耐えられそうな気がしますが。

防水性

特に防水というわけではありません。BOAダイヤル用の窓が大きく開いていますし、雨天では使えないはず。

耐久性

特筆したいのは、耐久性の高さ。2012年に買って早9年ですが、未だに使っています

私がメインで乗るのはSPDペダルの付いた自転車なので、SPD-SLシューズ用である本製品の出番は少ないというのはあるのですが。それにしても異様な耐久性の高さです。大抵のシューズカバーは3シーズンくらいでダメになってしまうんですけども。

こちらは2021年現在の裏面の様子。着脱回数・足を着く回数が多いはずの左足が9年使ってこの状態なのはちょっと意味がわかりません。細かい穴は開いていますが、まだまだ使えそうです。

冬用シューズカバーとしてはかなりの重さであり(ロード用なら150g程度が普通)、補強も潤沢に入っていることから、これだけの耐久性を誇るのだと思います。

まとめ

異様に耐久性の高いロードシューズ向け冬用シューズカバー。

BOAダイヤル専用設計で、カバーを付けたままダイヤルが操作できるというギミックは非常に良かったと思うのですが……。

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現行のSPECIALIZEDのシューズカバーは、ただ被せるだけの方式に逆戻りしています。BOAダイヤル調整のための窓を作ることで重さが嵩んだのが原因でしょうか。コロコロ方針を変えるのがSPECIALIZEDなので、シューズカバーにもそういった姿勢が出ているのかもしれませんが。

2012年当時はBOAダイヤルを採用しているメーカーはほぼSPECIALIZEDくらいしかありませんでした。だからこそSPECIALIZEDは専用のシューズカバーを自前で作ったわけです。

しかし、現在はBOAダイヤルはほぼロードシューズの標準となりました。今こそ、こういったBOAダイヤルの調整がしやすいシューズカバーの復活が望まれると思うんですけど……どのメーカーも現状は出していません。

「トゥカバーを使えばBOAダイヤルも調整できる」ということなのかもしれませんけど、より寒い時期に走る時用にフルのシューズカバーが欲しいのも事実。どこか作ってくれませんかね、BOAダイヤル調整窓があるシューズカバー。これが主張したくて、わざわざこんな古いシューズカバーのレビューを書いてみました。

シマノがBOA用の穴が開いた製品を作ってましたが、あれはトゥカバーですし。

私はもう少しこの10年モノのシューズカバーを使い続ける予定です。

評価

対象モデル:  SPECIALIZED「ネオプレーンシューズカバー(2012)」
年式: 2012年
定価: 5250円(税込)
購入価格: 5250円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 222g

価格への満足度

10/10

まさか10年も使うことになるとは。

総合評価

10/10

重さはあるが、使い勝手も耐久性も最高。

レビュアー情報

年齢: 36歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間13分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)