【レビュー】スポーツサングラス プロショップ オードビー(御徒町)

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御徒町のスポーツ用サングラス専門店。店名の読み方は「オードビー」。フランス語で「命の水」という意味になります。

スポーツ用の度入りアイウェアでは都内随一の実績を持つプロショップです。

目次

利用動機

2007年、私はダイエットのために自転車を始めました。

最初は普通のメガネ

当初は体重が重すぎて乗れるロードバイクがなく、しぶしぶMTBに乗っていました。この頃はまだ普通のメガネです。

ようやく体重が減ってロードバイクに乗り換えたのが2008年末のことです。

専用のアイウェアが欲しくなる

最初はロードバイクもメガネで乗っていました。しかし、ロードバイクはMTBに比べて前傾姿勢が深くなります。その際に視線の先にレンズが無いことが不便だと感じるようになりました。

当時お世話になっていた会社の先輩(今でもシクロクロスのトップカテゴリで走ってる強い人)には、

「メガネで走るのはローラン・フィニョン(元ツール王者)みたいで格好良いよ!」

とは言われていたんですが、不便は不便。

オードビーを勧められる

そこで他の先輩から教えてもらったのが「オードビー」でした。川崎からわざわざ度入りアイウェアを作るために行く価値のあるお店だとのこと。

2009年春、ボーナスを握り締めて店を訪れたのでした。

店舗情報

大阪店もありますが、本記事で取り上げているのは御徒町にある東京店です。

アクセス

御徒町駅から徒歩4分。

営業時間

11:00 – 19:00 (定休日: 火曜日・第3水曜日)

公式サイト

サングラス 度付きサングラス スポーツサングラスのプロショップ オードビー

作成レポート

店の中心にはクラシカルなCOLNAGOのロードバイクが鎮座。なんでもCOLNAGO初のカーボンフレームだそうです。自転車についても知識のある店員さんがいらっしゃいます。

2009年に最初に店に訪れた時に驚いたこちらのCOLNAGOですが、2021年現在も店の中央に置かれています。存在感がありますね。

フレーム選び

取り扱いは、OAKLEY・RUDY PROJECT・POCなど、主要ブランドは一通り。

店内にはアイウェアがずらりと並んでおり、自由に掛けて試すことが出来ます。

気に入ったものが合ったら店員さんに声を掛けます。度無しアイウェアならフィッティングをして終了ですが、度入りの場合には視力の測定・レンズの選択があります。

視力測定

左右の視力の測定、及び黒目の中心位置の測定を行います。

視力測定は至って普通のもの。

しかし、スポーツ用で度入りレンズを作る場合は、黒目の位置とレンズの焦点を合わせることが重要だそうです。

ただでさえスポーツ用アイウェアは普通のメガネよりアールが大きいので、そこがズレるとかなり違和感があるとか。

調べてみると、普通のメガネ屋でもこだわる店は黒目の位置をちゃんと見てくれるようですが、私は今まで特に測定された覚えがありません……実は普段のメガネはずれているのかも。

レンズ選択

次はレンズの選択です。選ぶのは、「厚さ」「コーティング」「色」「透過率」の4要素だったと思います。

「厚さ」と「コーティング」は値段に直結するもの。同じ度数なら厚みが薄いほど高価です。コーティングも多種あるので、その中から好きなものを選ぶことになります。用途に応じて、店員さんから提案して頂けます。

「色」「透過率」は値段にはそこまで関わらないようですが、用途によってかなり違うものとのこと。私の場合は夜も度入りアイウェアを外せないので、それに合わせた色と透過率を教えてもらいました。

一応、JIS規格上では「夜間及び雨天時に使用出来るレンズは透過率75%以上」という説明を頂いたため、私のレンズは透過率80%のピンクのレンズで作ってもらっています(参考: 「運転用のサングラス。偏光サングラスや夜間での車の運転は危険?」)。

 

ピンクはコントラストを強調する効果があるらしく、路面の凸凹を見分けやすいとのことでした。

納品・フィッティング

大体10営業日ほど待つと、納品となります。

店でフィッティングを実施。熱整形でフレームや鼻当てを顔に合わせて微調整して完成です。

アフターケア

細かいフィット感の調整などは無料でやってくれます。

消耗品の交換などもお安いです。鼻当てはモデル独自のものが多いようですが、それでもいくつかは在庫している様子。消耗品が傷んでも交換することで1つのモデルを長く使うことが出来ました。

アイウェアの感想

私は視力がかなり悪いので、基本的にはライド中はずっと度入りのアイウェアを掛けたままです。

少しでも気になるところがあるとライドに集中出来ないわけですが、汚れなどの外部要因以外が気になったことはほぼありません。

フィッティングをしっかりしてもらえるため、締めつけ感で頭が痛くなることもない。ちゃんとレンズの焦点に黒目が来ているので見やすい。そして視界も広い。

ご提案頂いた「光透過率80%のピンクレンズ」が特に気に入っています。コントラストが強く路上の障害物などもハッキリ見えるため、昼夜・天気を問わずに走り続けるブルベ・キャノンボールを主なライドスタイルとする私にはピッタリでした。

価格

参考までに3本目に作ったアイウェアの価格は以下の通りです。

分類 製品名 価格
フレーム RUDY PROJECT「AIRGRIP」 18700円
レンズ KODAK「SportMaxレンズ」
(透過率80%ピンク仕様、度数: -7.50)
24200円
合計 42900円

まとめ

私はこれまでにこの店で3本の度入りアイウェアを作っています。レンズの仕様は一貫して同じで、「透過率80%のピンク」です。

色々と無茶なロングライドをしてきましたが、全てのライドにおいてこの店で作成した度入りアイウェアを着用しています。全く不満がなく、変える必要性を感じないからです。

あまりに不満がないので、実は今までこのブログにはアイウェアに関するレビューが1本もありませんでした。全く不満がないと、レビューって書くキッカケが無いんですよね。多少の不満がレビューのキッカケになることが多いので。

 

本日は3本目の度入りアイウェアが完成したということで、お店のレビューを書いてみることにしました。


今でこそ各種メガネチェーンがスポーツ用の度入りアイウェアを手がけています。しかし、私が最初に1本目を作成した2009年当時には、ほとんど度入りアイウェアを手がけている店はありませんでした。

そして、今でも実績から言えば全国でもこの店がトップクラスなのではないかなと思っています。単に売るだけではなく、提案をしてくれるところが有り難くもあり、商売上手だなと思うところです。

基本定価販売ですが、アフターケアも良いし、消耗品も多数在庫されているようなので、お世話になる価値のある店だと思います。恐らく、4本目もこの店のお世話になるでしょう。

評価

対象店舗:  スポーツサングラス プロショップ オードビー(御徒町)

購入価格: 42900円 (税込)

総合評価

10/10

東京でスポーツ用の度入りアイウェアならここだと思う。

著者情報

年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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