【レビュー】STAGE「ノンスリップバーテープ」

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評価:2.5

ユニコの販売するポリウレタン製バーテープ。恐らく台湾のブランドのものです。

目次

購入動機

Twitterでオススメをいただいて。私はSPECIALIZEDのROUBAIXテープか、SILVAのモルビダンフォレロしか使わないのですが、久々に新しいバーテープ。

基本的に2000円を超えるバーテープには手を出してこなかったのですが、恐らく初の2000円超えバーテープです。ウレタン系を使うのも初めてになります。

製品概要

実測重量は片方で31g。厚みは3mmのモデルのみです。カラーは黒と赤の2色展開。

同梱物は、化粧テープとエンドキャップです。

素材に関しては、表面はWPU、下地はPUとの記述があります。PUはポリウレタンのことでしょうが、Wが何なのかはよく解りませんでした。

使用感

SCOTT SOLACEに巻きました。主な使用シーンはロングライドです。

まず手に取ってみて思ったのは「かなり厚い」ということ。ここまで厚みのあるバーテープもちょっと珍しいです。巻いた後は太くなるので、手が小さい人には辛いかもしれません。

巻きやすさ

非常に巻きやすかったです。多少引っ張っても切れることはなく、バーテープ同士もグリップするためズレにくい。よく本製品と似ていると言われるリザードスキンとは、この点で異なります。

グリップ

表面はしっとりとした質感。「ノンスリップ」と製品名に冠するだけあって、非常に滑りにくいです。雨が降っても、グリップは健在でした。

振動吸収性

さすがに厚みがあるだけあって、細かい振動を吸収してくれる感じがあります。反面、ちょっと柔らかすぎて、握りこんだ際に手が食い込む感じがあるというか。ダイレクト感を求める人には全く向かないと思います。

耐久性

これまで1000km程度使いましたが、まだまだ目立つ劣化はありません。3000kmくらい持ってくれれば御の字。

その他

このバーテープ、やたら水を吸います。ポリウレタンってつまりスポンジと同じ。しかも厚さ3mm。雨が降ってしばらくすると、握りこんだら水が染み出てくるようになります。

防水のレイングローブを付けてハンドルを握っていたのですが、手のひらから浸水。バーテープから染み出してくる水と、手のひらにかかる荷重で、素材の耐水圧を超えてしまったようです。

にわか雨程度なら問題ないと思いますが、本降りの雨ライドではレイングローブを無効化させる可能性があります。

まとめ

雨でも滑りにくく、振動吸収性も高い。ロングライドには向いたバーテープだと思います。

ただし、雨ライドの際には吸収性の高さに注意が必要です。滑りはしませんが、浸水します。そこに体重が掛かると、防水グローブと言えども浸水します。

反面、レース用途には少し厚すぎると思います。ダイレクト感は希薄です。

STAGE ノンスリップ バーテープ (レッド) ステージ NON SLIP BAR TAPE

評価

対象モデル:  STAGE「ノンスリップバーテープ」
年式: 2016年
定価: 不明
購入価格: 2793円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 62g

価格への満足度

6/10

この系統では安いけれど、やっぱりバーテープとして高い。

総合評価

5/10

快適性は高い。ただ、雨で水を吸い過ぎる点がマイナス。

レビュアー情報

年齢: 31歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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