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【レビュー】SWANS「レンズ撥水スプレー」
評価:3.5
アイウェアメーカー「SWANS」の販売するレンズ用の撥水剤です。
購入動機
雨のロングライドで、アイウェアに水滴が付くと視界が悪くなるので導入。雨だとわかっているロングライド時に本製品を塗って使うことにしています。
バリアスコートのようなコーティング剤もレンズに使えるという話も聞きますが、レンズの元々の表面処理を冒しては嫌なので、専用品を購入しています。
なお本製品は、「SWANSのレンズ専用」との記載があります。他のメーカーのアイウェアに使用する場合は自己責任ということになります。
製品概要
容量は10ml。霧吹きのような容器です。
マイクロファイバータオルが付属します。表面と裏面で質感が違っており、片方が汚れを落とすためのもの、片方が撥水剤を除去するためのものです。
使用感
ブルベで雨が分かっている時には、あらかじめこれを塗るようにしています。
塗布
説明書によると、机等にアイウェアを置いて、片方のレンズに付き3回ずつ吹きかけるように書かれています。少しずつ垂れてきますが、気にしないで良いようです。乾いたら施工完了。
撥水性
雨粒が見える程度の雨の場合は、水滴が玉状になってレンズの上を滑っていきます。30km/h以上で巡航していると丁度良い感じ。ほとんど水滴は付かずに快適。
ただ、霧雨の様に粒子が細かい雨の場合は水が飛んで行ってくれません。オートバイ用だと、停車していても水滴が付かないものもあるようですが、そこまで強力な撥水効果は無いようです。
持続性
普通の降り方ならば、4時間程度は効果が持続します。
ただし、1日中雨が降り続くような場合には流れてしまいますね。
シールドに塗布
「OGKのAERO-R1に付いているシールドを雨天で使うと視界が広くて良い」という話を聞いたので、試してみることにしました。
ノーマルシールドに本製品を塗布し、雨の300kmブルベへ。
アイウェアよりもレンズの面積が大きさと、本製品による撥水性があいまって、すぐに水滴が粒となって流れていってくれます。これは確かにかなり雨天ライドには有効ですね。
ただ、雨が途中から雪に。雪は本製品の撥水パワーでは全く流れてくれませんでした。雪が降ってきたら素直に諦めましょう。
まとめ
雨レースや一般的なロングライド(100km程度まで)ならば非常に効果の高い撥水剤だと思います。
ただし、そこまで長時間は持ちそうにありませんでした。また、霧雨だと流れていってくれないので、そういったシチュエーションには向きません。
こういった撥水剤を使う場合には、そもそもレンズに水滴が付かないように配慮するとより高い効果を得られます。私は、ツバのついたサイクルキャップや、ヘルメットに取り付けるバイザーで、水滴の付着を防いでいます(シールド付きヘルメットを使う場合には使用できません)。
評価
対象モデル: SWANS「レンズ撥水スプレー」
年式: 2020年?
定価: 不明
購入価格: 1719円(税込)
価格への満足度
それなりに高いですが、何度も使える。
総合評価
自転車用途だと調度良い撥水性。耐久性はそれなり。
レビュアー情報
年齢: 35歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。