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【レビュー】TOPEAK 「Mini Morph」
評価:4
TOPEAKの携帯ポンプ。フロアポンプのように使えるのが特徴です。TOPEAKにはフロアポンプ的に使える携帯ポンプ(モーフシリーズ)が3種類ありますが、その中でも一番小さいのがコレです。
購入動機
よく覚えていないんですが、ロードバイクでのロングライドに適した空気入れを求めて購入した気がします。
間違えて一回り大きいロードモーフを買ってしまったことはよく覚えています。ちなみにTOPEAKのモーフシリーズのサイズは、
ターボモーフ > ロードモーフ > ミニモーフ
の順となっています。
製品概要
実測重量は154g。公称重量は170gですが、これはブラケット(TRP-3C)を含めた数値かも?
ヘッドが対応するバルブ形式は仏式と米式。バルブの脱落を防ぐロック機構も付いています。対応する空気圧は165PSI(11bar)とロードバイクにも十分な能力。
ハンドルはT字(L字?)。
地面に立てた時に踏んで固定するためのペダルも付属しており、体重をかけてポンピング可能です。
類似モデルで、ホースに空気圧計の付いた「ミニモーフG」という製品もあります。
使用感
TOT(東京大阪東京)や、本州一周TTのお供にはこれを連れて行きました。
性能
長い距離になればなるほど、パンクのリスクは上がるもの。CO2ボンベでは使用回数に限度があるため、必然的に良く入るポンプが必要となります。
その点、このポンプは11barまで対応し、そこそこ小型であること、フロアポンプ的に使えることから、ブルベ界隈での使用率も高いです。
製品概要にも書きましたが、やはり体重をかけて空気を入れられるのがこのポンプ最大の利点。
他社からも同様のポンプはリリースされていますが、その中でも小型・軽量です。TOEPAKがわざわざ同じ構造のポンプを大中小と三種類出しているのも「空気の充填の速さと重量のトレードオフで選びなさい」ということなのでしょう。
使い勝手
実際にパンクした際の使い勝手も良いです。
フロアポンプに比べればホースは短めですが、足で固定するためのペダルもあるので、安定した状態で高圧まで充填することが出来ます。極小サイズの携帯ポンプに比べると1回あたりに入る空気の量も多く、ポンピング回数もそれほど多くなく高圧まで入られれます。試しに計測してみましたが、150回のポンピングで6barまで充填されました。
周辺パーツ
付属するブラケットはTRP-3Cですが、これはボトルケージを塞いでしまうため、私はボトルケージと共存できるTPD-2Cを使っています。公式に対応とは書いていませんが、使用可能です。
補修部品のTRK-RP03(空気圧計付きヘッド)を付けることも出来ます。
一度付けてみました。が、私は出先でそれほど気圧を気にして空気を入れないことに気づいて外してしまいました。今は空気圧計無しで運用しています。大体タイヤを握っていつもの固さならOK、といった曖昧な感じですが、リム打ちしない程度に空気が入っていれば良いかな、と。
まとめ
総じて優秀なポンプですが、最近私はブルベ等で持ち歩くポンプは以下の製品に乗り換えています。
理由は、軽量性と大きさです。
一番小さいサイズとはいえ、ミニモーフはロードバイクで使うにはちょっと大きすぎますし、ちょっと重すぎるのです。
出来ることならば、ミニモーフと同じ構造でさらに一回り小さい「ウルトラミニモーフ」的な製品が欲しいです。ただ、そのあたりはマイクロロケットシリーズの持ち場である気がするので難しいですかね……。
評価
対象モデル: TOPEAK「Mini Morph」
年式: 2011年
定価: 4104円
購入価格: 3000円(税込)
価格への満足度
これだけよく出来たポンプが3000円台は安い。
総合評価
よく入るポンプ。もう少し軽くなれば完璧。
レビュアー情報
年齢: 30歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。