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【レビュー】TOPEAK 「RACE ROCKET HP」
評価:4
TOPEAKの携帯ポンプ。ロード用の高圧対応製品です。
購入動機
妻からの借り物です。
製品概要
実測重量は88g。最大気圧は160PSI(11気圧)とされています。
全長は180㎜です。
スマートヘッドスレッドロックというネジ込み式の口金を採用。これは米式の場合。
引き出すと仏式に対応します。
使用感
自宅内でポンピングテストを実施。対象のタイヤはVittoria Rubino Pro Speed(25C)です。
重量
公称重量は82g、実測重量は88gと少々実際には重めでした。
ただ、100gを切っており、携帯ポンプとしては十分軽量な部類に入ります。
大きさ
180mmで、700mlクラスのツール缶にはギリギリ入る大きさです。
使用法
本体に組み込まれたホースを取出し、本体に取り付けてから使用します。ホースとバルブの接続方式は、ネジ込み式です。
先端が回転するので、取付けもしやすくなっています。この手のホース付きポンプは口金が回転しないでポンプを回転させなきゃならないことも多いので……。
実はかなりの長さまで伸びるため、1ストロークあたりのエアボリュームもかなりのもの。
性能
前述の通り、Vittoria Rubino Pro Speed(25C)に対してテストを実施しました。
250回から先は重く感じましたが、300回時点でももう少しは行けそうでした。7気圧は行けるでしょう。特に加圧機構も無いのに、このサイズでは驚異的な性能と言えます。
それを実現する工夫の一つは、まずは「ネジ込み式」であることでしょう。ヘッドがズレて空気が漏れることはないので、ポンピングに集中出来ます。ただ、取り外しの時にはバルブコアを一緒に取らないように注意は必要ですが。
もう一つの工夫はこのグリップ。滑りにくく、確実に最後まで押し込むことが出来ます。
2つともよく見る工夫ですが、両方をちゃんと搭載している携帯ポンプは実は少ないもの。ポンピング時に皮膚を挟みにくい構造など、ポンピングに集中出来るポンプであると言えます。
まとめ
小型、軽量ながら、しっかりとロードタイヤの高圧に対応できる実力を持つ秀作ポンプ。
自転車屋で普通に手に入り、ツール缶に入る携帯ポンプの中では最上級の性能を持つポンプじゃないでしょうか。
更に軽さを求めるならば、ボディがカーボンのバージョンである「HPC」もあります。値段は定価6500円と携帯ポンプとは思えない値段ですが、69gで同程度の性能を持つはずです。
家にある携帯ポンプをとりあえず試してみようと借りた妻のポンプでしたが、意外な伏兵でした。これほどの高性能とは。その上、リビルドキットまで出してくれているのだから素晴らしい。
ポンプ界の覇者たるTOPEAKの実力を再確認しました。
評価
対象モデル: TOPEAK「RACE ROCKET HP」
年式: 2015年
定価: 4180円(税込)
購入価格: 借り物
公称重量: 82g
実測重量: 88g
価格への満足度
借り物なので評価対象外。
総合評価
店頭で手に入る100g以下の携帯ポンプでは有数の性能。
レビュアー情報
年齢: 35歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。