【レビュー】TOPEAK 「リビルドキット TRK-TMR02」

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評価:4

TOPEAKの携帯ポンプ「マイクロロケット」シリーズの補修パーツ。TOPEAKは「リビルドキット」としてこうした補修パーツを販売しています。

目次

購入動機

先日、家にある携帯ポンプ(12本)について片っ端からテストを行いました。

性能に定評のある「マイクロロケットALT」ですが、2気圧ほど入ったところから先はエア漏れが顕著に。2008年に購入し、数年間フレームに付けっ放しにされて、風雨に晒されたこのポンプ。色々な部分の劣化が進んでいたようです。

アサゾーに行った際に、携帯ポンプのコーナーを見ていると「リビルドキット」なるものを発見。どうやらTOPEAKの携帯ポンプを修理できるパッキンのセットのようで。恐らくうちのマイクロロケットALTもパッキンの劣化がエア漏れの原因であると推測していたので、買って補修してみることにしました。

製品概要

内容物は以下。

内容物

・ダストキャップ付 アルミ 口金キャップ
・専用口金パッキン
・ピストン用Oリング

対応する製品は以下です。

対応製品

・マイクロロケット CBT
・マイクロロケット ALT
・マイクロロケット CB
・マイクロロケット AL

TOPEAKは自社ポンプのほとんどに対応する補修パーツを一般に販売しているようです。

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使用感

7年物のマイクロロケットALTを補修してみました。口金はこの状態。パッキンも一見問題なさそうですが、劣化が進んでいるものと思われます。

補修

こちらがリビルドキット。ピストン用Oリングは交換がかなり面倒そうだったので、今回は口金部分の交換のみを実施しました。口金部分はネジ止めになっており、反時計回りに捻ると外れます。長年の屋外使用により、ここも固着していたのでラジオペンチで挟んで取り外しました。

新しい口金とパッキンを装着した図。ボディ部分は傷が目立ちますが、口金部分はかなり綺麗に。

結果

口金とパッキンを交換したマイクロロケットALTで空気を入れる実験を行いました。対象はIRC ASPITE PRO(24C)。

300回 → 4.9気圧

まで入れることが出来ました。2気圧でエア漏れを起こしていたのは、やはり口金のパッキンの劣化が原因だったようです。

ピストンのOリングは今回交換する必要はありませんでしたが、機会があれば分解して交換してみたいと思っています。

まとめ

7年物の携帯ポンプでも、使用に耐えうる状態に復活させることが出来ました。どうしてもゴムは劣化するものなので、こうした補修パーツが用意されているのは嬉しいですね。

パンクに遭遇しないと使う機会のない携帯ポンプですが、「いざ使おうとした時にパッキンが劣化していて使えなかった」という事例も良く聞きます。一年に一度くらいは、走行に必要な気圧まで充填できるかを確認したほうが良さそうです。

実は、調べてみるとLEZYNEもパッキンやOリングなどは補修パーツを出しているようで。新品を買わないでも使い続けられるサポートの良さも、人気の秘密なのかもしれません。

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評価

対象モデル:  TOPEAK「リビルドキット TRK-TMR02」
年式: 不明
定価: 682円(税込)
購入価格: 682円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 未測定

価格への満足度

8/10

この値段で機能が取り戻せる。

総合評価

8/10

補修部品を用意している姿勢が素晴らしい。

レビュアー情報

年齢: 30歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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