この記事は約 3分で読めます。
WAKO’S「CHL チェーンルブ」
評価:2
ワコーズの自転車用チェーンルブ。注油してから拭き取るまでの時間でフィーリングが変わるとされています。
購入動機
サイクルスポーツの「自転車道」というコーナーで紹介されていたので購入しました。
一時期、弱虫ペダルとコラボしていた製品でもあります。「これからはこいつを使え」と神崎兄が言っているポスターを自転車店で見たことがある人も多いんじゃないでしょうか。
製品概要
内容量は180ml。スプレー缶に入った、ハーフウェットタイプのルブです。
フッ素樹脂を配合し、潤滑性・耐摩耗性・浸透性・付着性に優れるのが特徴とのこと。水置換性あり。
使用感
主な用途はブルベ等のロングライドです。
注油
まず、注油の段階で思ったこと。臭い。
スプレー式なので割と周囲に飛び散ってしまい、気化したルブを吸い込んでしまうこともしばしば。普段はスプレー式を使わないので、結構ここは困惑しました。
また、スプレー式なので一度に消費する量も多めです。滴下式のルブは正直最後まで使い切ったことが数えるほどしかないんですが、スプレー式だとかなり早く使い終わってしまいました。私が無駄に吹きすぎたのかもしれませんが、それにしても早い。
性能
このルブは拭き取る時間で特性が変わるとされています。注油から拭き取るまでの時間が短いと被膜が薄くダイレクトな感覚に、拭き取るまでの時間が長いと被膜が厚くソフトな感覚になるとのこと。私はロングライド用途なので、夜に注油して翌朝に拭き取って使いました。
正直、フィーリングの変化については良く分からず。耐久性に関しては、特に不満は無く、晴天なら500㎞程度は問題なく潤滑します。ただし、結構汚れが付着しやすいです。拭き取りまでの時間を長くして厚め被膜にした影響かもしれませんが。
まとめ
1本使い切った段階で、他のチェーンルブに変えました。
「コレと言った特徴が無い割に、スプレー式で無駄になるルブが多い」「室内で使うと臭い」のが、その理由です。非乾燥式のチェーンクリーナーを「経済的」と言うワコーズが、チェーンルブをスプレー式にしているのは疑問です。レースの現場だと、スピーディーに注油出来る方が重宝されるということでしょうか。
個人的には、スプレー式よりも滴下式容器の方が無駄なく使えますし、リンク間にも注油出来て良いですね。
ワコーズからは別に「チェーンルブリキッド」と言う、滴下式容器の製品も販売されています。こちらも試してみましたが、なかなか良い感じでした。
評価
対象モデル: WAKO'S「CHL チェーンルブ」
年式: 2017年
定価: 1728円(税込)
購入価格: 1296円(税込)
価格への満足度
適正価格。
総合評価
ほぼスプレー式への不満に尽きる。
著者情報
年齢: 33歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。