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【レビュー】ゆるふわーくす「CATEYEバーエンドベルアダプター」
評価:5
CATEYEのピッコロベル(OH-2400)を、バーエンドに付けるためのアダプタです。
購入動機
OLTRE XR4にベルを取り付けるために購入しました。
OLTREのハンドルは、Vision Metron 6Dという特殊形状の一体型ハンドルで、普通のバンド式のベルは取り付けることが出来ません。

従来はサイコンマウントにベルが組み合わさった「HideMyBell」という製品を使用していましたが、安定感に難があったのでVisionの純正マウントに変更。
こちらのマウントにはベルが付いていないため、何かしらの方法でベルを取り付ける必要があります。わざわざ書くことでもないのですが、日本の公道を走る上では例えロードバイクであってもベルは必須ですからね(付けていないと道路交通法違反)。
そこで存在を思い出したのが、今回レビューするアダプタです。
OLTREのバーエンドは、左側はDi2の充電コネクタが付いていますが、右側は普通のバーエンドキャップが付いていました。これをベルに交換すれば、今回の要件を満たすことになります。
早速、ゆるふわーくすさんのアダプタとピッコロベルを注文しました。
製品概要
アダプタ単体で11g、ピッコロベルと組み合わせた場合の重量は26gです。
製品としてはベルの部分は付いておらず、ピッコロベルを分解して組み合わせることでバーエンドベルの形になります。
使用感
OLTRE XR4のハンドルのバーエンドに取り付けて使っています。

組立には、こちらのピッコロベルが必要になります。
組立
購入状態ではアダプタ単体で、そのまま使うことは出来ません。3Dプリンタで作られています。
こちらがピッコロベルを分解したものです。打ち子と鐘の部分だけを使用します。
組み合わせるとこんな感じになります。
写真では臼の部分が付いていませんが、バーエンドに差し込んでネジを締め込んでいくと臼の部分が開いてバーエンドが固定されるという仕組みになってます。最小限のパーツでよく出来ていますね。
重量
knogのOiが25g、ピッコロベルも同じく25gと、ベルとしては標準的な重量です。
バーエンドということで重量が気になるかと思いましたが、普段からバーエンドミラーを付けているので気になりませんでした。
安定感
しっかりと固定されています。かといって、勝手に段差でベルが鳴るということもなく。
スペース
バーエンド付近にゴムバンドで取り付けるタイプのベルは昔使っていましたが、下ハンドルを握る時に邪魔だと思ったことがあります。
この場所(バーエンド)であれば、下ハンドルを握るときにも邪魔になりません。
見た目
本当にバーエンドとベルが同じくらいの径なので、見た目が非常にスッキリしていて気に入っています。
まとめ
バーエンドにスッキリと取り付けられるベルです。
バーエンドベルという発想自体は新しいわけではなく、タキザワのオリジナルベルなど既存の製品はいくつかありました。ただ、どのメーカーもバーエンドよりもベルの方が大きく、少し嵩張ることが気になっていました。その点、本製品はバーエンドの延長のようなサイズ感でベルを取り付けられるので違和感が無くて良いです。
別途、ベルを調達して分解・組立が必要という手間は掛かりますが、オススメできる製品です。
一応、組み立て済みのバージョンも、ワールドサイクルが販売しています。別々に買うよりは割高になりますが、手間は減るのでこれを選ぶのも良いでしょう。
評価
対象モデル: ゆるふわーくす「CATEYEバーエンドベルアダプター」
年式: 2021年
定価: 900円(税込)
購入価格: 900円 (税込)
公称重量: 12.5g
実測重量: 11g
価格への満足度
ベルとしての全体価格は高くなってしまうが、手間の掛かる構造なのに安い。
総合評価
バーエンドにベルをすっきりと取り付けられる素敵なアダプタ。
著者情報
年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。