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【レビュー】ゆるふわーくす「PBビットアダプター用ホルダー」
評価:5
3Dプリンタで自転車用の便利パーツを作成するサークル「ゆるふわーくす」のビットホルダー。PB swissのバイクツールと互換性があります。
購入動機
以下のレビューの通り、普段からPBのバイクツールを愛用しています。
そして、アーレンキーと必要なビットだけを持ち歩く運用としています。製品付属のビットホルダーは少し重く(と言っても13.2g)、またそこに付属するタイヤレバーも作業性が悪く、不要であると判断したためです。
ただ、その状態で雨天走行をしたところ、一発でビットが錆びてしまいました。錆びてしまった原因として、第一は「雨天走行でツール缶の中に水が入った」であることは間違いないのですが、もう一つまずかったと思うことがありました。それは「ビットをパケ(小型のチャック付きビニール袋)に入れていた」ことです。
ビニール袋なので少しの擦れで穴が空き、そこから水分の侵入を許したこと、またビット同士が接触しているので錆が伝染しやすい状況にあったと言えます。ビット同士の距離が開く製品付属のビットホルダーには意味があったわけですね。
でもちょっと製品付属のビットホルダーは重い…そんなことを考えていた所、「ゆるふわーくす」アカウントから、
「3Dプリンターでビットホルダーを作った」
というツイートが。なんとこれは正に求めていたものではありませんか!
主宰のてつやんさんに連絡をすると冬コミで頒布されるということでしたので、当日入手しました。
製品概要
実測重量は3.2g。軟質なプラスチック製です。
以下のものが取り付け可能です。
・ビットアダプター
・六角ビット 6個
使用感
PBバイクツールの製品付属のケースの代わりに使用しています。重量は上記写真のセットで59g。製品付属のケースに比べて10g軽くなっています。
PB SWISSのBIKE TOOLに付属のケースは7本のビットを取り付けられるようになっていますが、本製品は一つ少ない6本まで。私は普段5本のビットしか使わないので十分です。
ビットの取り付けは製品付属のケースより少々キツめですが、そこはシリコンスプレーを少し吹いたら大丈夫でした。
水分をブロックするため、一応パケにも収納してツールケースに入れて携行しています。このケースを使うことでビット同士は接触しなくなるので、錆には強くなるでしょう。事実、何度か雨ブルベの中を走りましたが、ビットのサビはありませんでした。ツールケースには以下の対策を施してああります。
なお、ビットはPBのビットではなくとも、6.35mmの汎用ビットならば使うことが可能です。必要なビットを個別に買って、自分用の携帯工具セットを作ることもできますね。
まとめ
「携帯工具をビットシステムにしたい」「でもPBバイクツールだと少し重い」と考える人に向く工具ケース。私はまさにこれを求めていました。
ゆるふわーくすさんは他にも色々ニッチながら便利なアイテムを3Dプリンターで作られています。これからも注目です。
なお、Amazonでも扱いがあります。下記リンクからどうぞ。
評価
対象モデル: ゆるふわーくす「PBビットアダプター用ホルダー」
年式: 2018年
定価: 700円(税込)
購入価格: 700円(税込)
公称重量: 3.2g
実測重量: 3.2g
価格への満足度
安い!
総合評価
自分の用途に合わせてビットを選び、究極のシンプル携帯工具が作れる。
レビュアー情報
年齢: 35歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。
コメント
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