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【レビュー】Zefal「Z-HOZE」
評価:2.5
Zefalの携帯ポンプ用の補助チューブ。簡易気圧計付き。
購入動機
携帯ポンプ用の補助チューブは各社から販売されています。

代表的なものは、トライスポーツの「お助けチューブ」。こうした補助チューブは、何故かポンプに繋ぐ側が「米式バルブ」形状のものが多いのです。
つまり、ポンプ側が「仏式バルブのみ」に対応している場合、その携帯ポンプに使える補助チューブは中々見つからないことになります。

仏式バルブにしか対応しないポンプの代表例が「Roadie TT」です。
「こうしたポンプに使える補助チューブは無いか?」ということで、見つけたのがZefalの「Z-HOZE」でした。この補助チューブは珍しく、ポンプに繋ぐ側が「仏式バルブ」の形状なのです。
Amazonでも売り切れていることが多い商品でしたが、在庫が復活したタイミングで注文しました。
製品概要
実測重量は34g。長さは30cm。
簡易気圧計が付いており、単位はBar(0-12)/PSI(0-160)の二通りで記載。
ポンプに繋ぐ側は仏式バルブ形状、チューブに繋ぐ側は仏式/米式バルブに対応します。
使用感
まずは家でテスト使用。TOPEAK「Roadie TT」に接続して使用してみました。
重量
34gと、この手の補助チューブとしてはかなり重いです。
お助けチューブのLサイズ(250mm)ですら15gですから、その倍以上。空気圧計部分が重いのだと思われます。
収納
長さが30cmもある上に、非常に固いです。折りたたんでツール缶などに入れることは困難でしょう。
頑張れば入らないことはないです。
作業手順
ポンプに繋ぐ側は、前述の通り仏式バルブ形状です。
Roadie TTに差し込みます。少々この補助チューブのバルブは太いので、押し込むとポンプのパッキンを傷めそうです。回しながらねじ込んだほうが確実です。
逆サイドをチューブのバルブに接続します。ロードバイクならばPRESTA(仏式)でしょう。
ただ、この先端部分のパーツは回すと取れてしまうので、なかなかチューブのバルブに取り付けるのに苦労します。
あとはポンピングするだけ。問題なく空気は入ります。7気圧以上入れても問題なし。
空気圧計
本製品の売りは空気圧計が内蔵されていること。アナログです。
写真は「Bar」単位の目盛りで、裏側には「PSI」単位の目盛りが印刷されています。スライド式の赤い目印(マーカーリング)が付属します。写真では7Barにマーカーリングをセット。
空気を入れていくと、この手の空気圧計にありがちな、「しばらく動かず、あるタイミングでマーカーが一気に動く」ような動作をします。つまり、数字はアテになりません。
一応、確認のために、本製品の目盛りで4Barの段階で外して、Panaracerの空気圧計で計測したら5.1気圧と表示されました。1.1気圧ズレています。
ただ、この手のポンプ付属の空気圧計で数字がアテになるものって一つも見たことがないですけどね。この製品も例に漏れずアテになりませんでした。
まとめ
ギリギリ使えなくはないですが、他の補助チューブに比べると「固い」「かさばる」製品です。空気圧計もアテになりません。
「それでも仏式バルブのみに対応した携帯ポンプで補助チューブを使いたい」という人は試して見る価値はあると思います。
なお、他にポンプ側が仏式バルブ形状をしている補助チューブとして、グランジのポンプアダプタがあります。こちらもサイズはかなり大きめです。
評価
対象モデル: Zefal「Z-HOZE」
年式: 不明
定価: 不明
購入価格: 1650円
公称重量: 不明
実測重量: 34g
価格への満足度
ギミックからすると納得の値段。
総合評価
使えないことはないが、使いにくい・重い・大きい。仏式バルブを持つことが唯一の売り。
著者情報
年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。