Ridefarr「カーボンエアロボルトオン Lサイズ」購入

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Ridefarrのミニエアロバー「カーボンエアロボルトオン」のLサイズを購入しました。

目次

購入まで

購入までの経緯を書きます。

PBPにおけるエアロバーの解禁

先日、PBP関連で以下の記事を書きました。

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そこで思い出したのが、「エアロバーの解禁」というトピックです。

PBPにおけるエアロバーの歴史を端的にまとめると以下のとおりです。

  • ~2015年
    エアロバーは禁止。
  • 2019年
    エアロバーの先端がレバーの先端より前に出てはいけない(制限付きの解禁)。
  • 2023年
    エアロバーに対する制限は特になし。ただし、集団内では握らないこと。

前回までは「制限付き解禁」でしたが、今回からは事実上の制限撤廃となっています。

エアロバーを使うかどうか

日本国内は信号が多いこともあり、エアロバーを握れる場所は多くありません。

一方、PBPのルートは信号もほとんどない農道です。エアロバーを握れるシーンは多いでしょう。

ただ、私は過去2回の大会でエアロバーは使っていません。今回も使う予定はありませんでした。

前回の大会では往路の向かい風に手を焼いたことも事実です。そういった時にソロでもスピードアップが出来るエアロバーは魅力的ではあります。

しかし、本格的なエアロバーは「重い」という問題があります。アームレストを入れると4-500gの増加となるはず。ハンドルが重くなると操作性に影響があるので、出来ればやりたくありません。

また、フルサイズのエアロバーを付けると、それに合わせたポジションに変える必要もあります。今からポジションをいじりたくはありません。

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以前レビューした、こちらのようなミニエアロバーであれば重量増も100g程度で、ポジションも変える必要はありません。

ただ、正直な所「ちょっと短いな」と感じていたのも事実。もうちょっと長いほうが握りやすいんじゃないかとは思っていました。

Lサイズの存在を思い出す

そこで思い出したのが、このRidefarrのエアロボルトオンには「Lサイズがある」ということです。

Ridefarr エアロカーボンボルトオン Lサイズ

形状は異なりますが、同じブランドから出ている兄弟製品です。

早速、代理店のオルタナティブバイシクルズさんに問い合わせ。在庫はあるとのことで、購入を申し込みました。

前回レビューしたノーマルサイズはレビュー依頼を頂いたもので提供品でしたが、今回はこちらからの申し出ということで購入品になります。

Ridefarr「カーボンエアロボルトオン Lサイズ」

ファーストインプレッションです。

重量

公称重量は138gですが、実測重量は133gでした。

ノーマルサイズ(右)は実測103g。これだけの大きさの差はありますが、+30gで済んでいます。根本のエラ部分が無いぶん、大きさの割に軽いと言えそうです。

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ちなみにアルミバージョンもありますが、こちらは写真を見る限りカーボンのLサイズよりは短いように見えます。

取り付け

ハンドルは31.8mm径に対応。付属するボルトは六角ではなくT25のトルクスです。

取り付けてみた図。

ハンドルのリーチにもよりますが、レバーの先端よりはエアロバーの先端のほうが手前に来ます。

ハンドルのクランプ部は狭く、吊り下げならばライトの取り付けも出来そうでした。私はフロントバッグを付けるので吊り下げはできないんですけども……。

セッティング

ライトの取り付け場所に困ったので、バーの先端からライトを吊り下げてみました。そこにベルも共付けしています。サイコンも良い具合にバーの内側に収まりました。

走行テスト

見晴らしが良く、横から車の来ない道でテスト。

やはりエアロバーは分かりやすく速度が上がります。ノーマルサイズよりもその効果は大きいと感じました(数値的裏付けはまだ取れていませんが)。

気になるのは、手首に伝わる振動です。アームレストが無いので、ハンドルに手首を置くと振動は直に伝わってくることになります。

少し前の記事でも書きましたが、最近右手の小指・薬指の痺れが取れず、整形外科に通っています。しびれの原因は鎖骨の下の神経圧迫なのですが、小指につながる神経は手首を通っています。そこに振動が来るので、しびれに響く感じもありまして……。一体どの程度まで許容出来るのかは様子を見なければなりません。

Alternative Cyclesサイトより引用

別売りのアームレストもあるにはあるのですが、フロントバッグとの共存を考えると取り付けが微妙で悩ましいところですね。

まとめ

適度な長さで非常に軽量なミニエアロバーです。

PBP本番で使うかはもう少し悩もうと思いますが、モノとしては気に入りました。

サイコンを内側に取り付けてもバーを握るのに困らないのは大きいです。ハンドルのクランプ部も細いのが好印象。他のパーツとの共存能力が高そうです。

Ridefarr エアロカーボンボルトオン Lサイズ

著者情報

年齢: 38歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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