ROCKBROSの泥除けを購入

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ROCKBROSの泥除けを買ってみました。

目次

購入まで

今回は、新車「GE-110」用として泥除けを探していました。

ブルベにおける泥除け

ブルベは雨でも中止にはなりません。

週日雨予報ならDNSを選ぶことも多いですが、道中数時間降られるくらいなら基本的には出走します。

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2017年に書いた雨天ライド攻略本でも強調していますが、泥除けは重要です。濡れて不快になる部分(シューズやレーパン)はタイヤが跳ね上げる水によって濡れます。タイヤから跳ねる水をカット出来れば、浸水するまでの時間はかなり伸びますし、レインウェアの性能を活かしやすくなります。

今回購入した新車「GE-110」はブルベのために購入したので、それに向けて泥除けを用意することにしました。

泥除けは考慮されていないGE-110

「ブルベ向けのエンデュランスロード」として設計されたGE-110。

荷物の積載や乗り味と言った点ではかなり考えられた設計をしていますし、その成果は出ていると思います。一方で、ブルベでは不可避な雨天ライドへの備えは十分とは言えません。

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こちらの記事でも触れましたが、昨今のエンデュランスロードは泥除け向けのアイレットを用意したり、メーカーが専用の泥除けを用意しているケースが増えています。

残念ながらGE-110にはこういったオプションが用意されていないので、自分でマッチする泥除けを探す必要があります。画竜点睛を欠く感じはしていますが、そこは了解して購入したので仕方ありません。

家にある泥除けを試す

我が家には多分10セット以上の泥除けがあります。ただ、そのうちのほとんどがリムブレーキ用のものです。

リムブレーキ時代の泥除けは、クイックリリースレバーやブレーキキャリパー取付穴の存在を前提とし、そこに金具を付けることで設置可能となるものがほとんどでした。

スルーアクスルになってブレーキキャリパー取付穴の消えた昨今のディスクロードには取り付けることは出来ません。

こういった簡易フェンダーならば、ディスクロードでも付けることは可能です。

割といい感じには付きました。

ただ、これだと後方への泥はねは全く防げていません。単独走行ならばコレで良い気もしますが、複数人で走る可能性も考えてもう少しタイヤの後ろ半分をカバーしたいと考えました。

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そこで、以前購入したこちらのSKS「スピードロッカー」を試そうとしたのですが。

同じくGE-110に乗るhideaさんが既に試しており、シートステーの間を通らず取り付けられないことが分かりました。スピードロッカー、元々ロード用というよりはグラベル用の泥除けですからね……。

Amazonで泥除け探し

PBP前は割りと熱心に泥除けの検討をしていたんですが、そこから半年はほとんど調べていませんでした。何か新しいものが出ているかもしれない……と思い、Amazonを検索。

そこで発見したのが今回取り上げるROCKBROSの泥除けです。

発売日を見ると2023年8月中旬。私がPBPでフランスに行ってる間に発売されていたようです。全然気づいていませんでした。

ROCKBROSと言えば昔からAliexpressでよく見る中華ブランドの代名詞的存在。ただ、最近は日本国内にも販売拠点が出来ているようです。Amazonでも発送者がROCKBROSになっていました。

見た目はQBICLEの片手持ちフェンダーによく似ていますが、ROCKBROSのは両手持ちです。シートステーからアームを生やす方式なので、ディスクブレーキでも問題なく取り付けることができるはず。

価格もそれほど高くはなかったので、早速買ってみることにしました。

ファーストインプレッション

注文から2日で届きました。

パッケージ

パッケージの内容物は以下の通り。

右側の黒いシールは、シートステー取付部に貼る滑り止めシールです。安心の3M製でした。

タイラップは左右2本ずつで4本必要なはずですが、なぜか5本入ってました。予備でしょうか。

重量

セット重量は164g。公称重量は180gなので少し軽い個体でした。

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Zefalの泥除けが後ろ側だけで157gだったので、大体同じくらいの重量です。

取付

組み立ててフレームに取り付けていきます。

シートステーへのアームの固定はタイラップを使用。付属のライタップの耐候性が心配だったので、信頼のスカイロックに変更しています。

角度調整機構が付いており、無段階とは言えないまでもかなり細かく角度を調整可能です。調整は付属の2.5mm六角レンチで行います。

アームの長さは調整可能になっており、頑張ればかなり後ろまでタイヤをカバーすることが可能。

ただ、アームを伸ばせば伸ばすほど安定感は落ちるので、一旦は一番短い状態で運用することにしました。

アームを一番短くするとこの状態です。

どうも700Cタイヤのアールと泥除けのアールがマッチしていないようで見た目的に気持ち悪いですが、どうしようもありません。もしかしたら、より直径の大きい29erのタイヤを前提に設計されているのかもしれませんね。

後ろから。左右の位置決めが割と苦戦するかもしれません。泥除けではよくあることなので慣れています。一応、キッチリ中央に持ってくることは出来ました。

アームがテールライトの前を塞いでしまうかと思いましたが、ギリギリセーフといったところ。

見た目

ポリカーボネート製だそうですが、表面には模様付き。これはただの印刷ではなく、ちゃんと凹凸が付いています。

実走

泥除けは、実際に走ってみての揺れ具合やズレないことも重要です。

早速、夜練でテスト。

泥除けはアームの部分がしなることで不快な振動が自転車全体に出てしまうことがあるんですが、そういった振動は感じなかったです。

また、走行中のズレもなし。アーム自体もしっかりしてますし、シートステーへの固定部もしっかりしています。ただし、ナットがロックナットではないので振動による緩みは今後注意して見ていきます。

肝心の泥はねの防ぎ具合は今日のドライ路面ではテストできませんが、追々テストしていこうと思います。

まとめ

ROCKBROSの泥除けについてのファーストインプレッションでした。

ROCKBROSの製品は玉石混交(自社設計というよりは様々な工場のものが多く品質的にもバラバラのイメージ)なのでちょっと不安でしたが、この泥除けは今の所当たりの製品な気がします。

ちょっと重量はありますが、カバー範囲の広さと安定感は高評価。長距離を走ったときにどうかは未知数ですが。

今後、雨天走行でテストして問題なければ本格的に導入するかもしれません。

著者情報

年齢: 39歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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