【ルートガイド】チェリーパークライン(長野側・小諸~車坂峠)

標高1973mの車坂峠に登るヒルクライムコースです。斜度がキツく、「日本のラルプデュエズ」とも呼ばれています。

2016/5/20にチェリーパークラインを訪れた際のレポートになります。

ルート概要

小諸から登り始め、高峰高原に位置する車坂峠まで登るルートです。

かつては有料道路だった観光道路「チェリーパークライン」ですが、現在は無料化。

標高は8~10%前後でほぼ変わりません。かなり登りごたえのあるルートだと思います。

ルートマップ

距離: 15.3km (小諸~車坂峠)
標高差: 1237m
平均勾配: 8.1%
最高標高: 1973m

毎年5月に開催されるヒルクライム大会のコースは小諸市の天池公民館からスタートし、高峰山・車坂峠に至るまでの11.7km/1000m↑が採用されています。

今回は小諸駅前のR18からのアプローチ。約15kmで1200m登るヒルクライムコースです。

アプローチ

長野新幹線・佐久平駅から6kmほどで登り口の国道18号線「坂の上南」交差点に至ります。

そこからはひたすら登りです。

交通規制など

チェリーパークラインは通年走行可能で冬季閉鎖がありません。標高2000mクラスの道では中々無いことです。

「アサマ2000」というスキー場が頂上の高峰高原にあり、そこへのアクセスのために通年通行できるそうです。

走行レポート

実際の走行写真を交えて、ルートの様子を紹介します。

以降の写真は、2016年5月下旬のものです。

走行動機

箱根ヒルクライムを翌週に控え、「どこか練習に良いコースはないものか?」と探していた所、知人から教えてもらったのがこのコースでした。

名前は聞いたことがありましたが、どんなコースかは露知らず。スペックを調べてみると、箱根ヒルクライムで使うターンパイクと近いコースプロファイル。風景も中々良さそうです。

これは是非行ってみたい……と思い、行き先を決定したのでした。

小諸~天池公民館

佐久平からR18を6kmほど走り、小諸駅前の「坂の上南」交差点を右折。目指すは高峰高原に位置する車坂峠です。

曲がってすぐに斜度8%の直登がスタート。ウォームアップも兼ねて少し距離のある佐久平をスタートとしたのですが、正解だったようです。いきなりこの斜度はキツイ。

 

分岐から4kmほど走ると、毎年5月に行われる大会のスタート地点である天池公民館。貼られた大会ポスターを見ると、私が訪れる前週に開催されたようでした。

同じくこれから登ろうとしているローディーの姿が。折角なので、ここからタイム計測してみることにしました。

天池公民館~天狗温泉分岐

9:08、スタート。しばらく走ると民家が途切れ、山道に変わります。この辺りからが旧有料道路区間らしいですね。

チェリーパークラインという名前は、有料道路当時の愛称がそのまま残っているようです。現在は跡も残っていませんが、料金所がこの辺にあったとのこと。

 

カーブごとに、歌碑が設置されています。24人の小諸にゆかりのある歌人らのものだとか。

歌碑の文字は達筆で、走りながら読むのは中々難しい。脇にフリガナが書いた立て札が置かれている歌碑もありましたが、そうでないものがほとんどでした。一体誰向けに設置されているものなのだろう……?

そして、時折現れる「クマ出没注意」の看板。現れたら下って逃げるしかない……と、「はじめの一歩」の鷹村 vs 熊を思い出しつつ先へ。

天狗温泉分岐~車坂峠

正直思ったほど絶景でも無いな……と思いながら登って行きましたが、標高1500mを超えると徐々に木が低くなり、高地の風景になってきました。こうなってくると、カーブの度にワクワクが止まりません。

 

後ろを振り返ると、遠くに小諸の街が見えます。急勾配なので見通しもいいですね。

 

ちょっと驚いたのは、クロネコヤマトの配達車が走っていたこと。ここ標高1800mだぞ……恐らくはこの先にある高峰温泉への配達の帰りなのだと思いますが。高地でも配達料金は同じなんですかね?

 

そして、頂上付近には素晴らしい眺望が待っていました。

小諸方面を一望出来るこの瞬間を楽しみに登ってきたと言っても過言ではありません。美ヶ原、八ヶ岳と言った山々が美しい。運が良ければ富士山も見えるようですが、残念ながらこの日は見えず。

 

車坂峠に到着。スタート地点から1時間15分ほどでした(ヒルクライムレースのコースは11kmで950m登る)。真面目に登れば1時間を切るくらいでしょうか。

斜度も8-10%がほとんどで、ほぼ一定の斜度。最大でも13%程度と、箱根ターンパイクに本当によく似たコースプロファイルでした。非常に良い練習になったと思います。

車坂峠周辺(高峰高原)

峠にはビジターセンターがあります。ソフトクリームが食べられると書いてあったので入店。標高2000mなのに、アイスが食べたくなるほど暑い。

 

……キャベツ!?

確かに峠の群馬側はキャベツで有名な嬬恋村ですが、まさかそれをソフトクリームにしようとは。

 

そしてコレが「キャベツとバニラのミックスソフトクリーム(400円)」。

キャベツと言っても千切りが入っているわけではなく、フリーズドライにしたキャベツが入っているとのこと。そこまでキャベツ感はなく、メロン風味のシャーベットといった感じでした。キャベツソフトは日本でここだけだそうです。

ビジターセンターではトイレも借りたのですが、ウォシュレット付きでした(重要)。

その後

峠からはそのまま降りず、林道を走って隣の峠に行ってみることにしました。

今回参考にしたのは、サイスポの2009年6月号「信州の峠」特集。車坂峠から湯ノ丸高峰林道でコマクサ峠から地蔵峠。その後、嬬恋に下って鳥居峠に登り返し。上田に降りて、そこから姨捨山を登るコースを取りました。そちらのレポートはまた別途。

まとめ

非常に走りごたえがあり、またそれに見合うだけの素晴らしい風景の見られる峠でした。

 

コースプロファイルも箱根ターンパイクに近く、箱根ヒルクライムの練習という意味でも良い場所です。ターンパイクは普段自転車で立ち入れませんので……。

一つ心残りなのは、名物らしいビジターセンターのカレーを食べそこねたこと。ゴール時点でまだ10時半くらいだったので、さすがにお昼には早かったのです。次はスタートを少し遅らせて、カレーを食べたいものです。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間13分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)