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試走によるルート確認
「予定表のススメ」の最後にも書きましたが、試走はとても重要です。予定の見積にも役に立ちますし、あらかじめ迷いそうなポイントを走っておけば本番で慌てることもありません。
試走をする時間が取れない場合には、机上試走によるルート確認を最低限行っておきましょう。そして、最後に試走としてオススメな「初級キャノンボール」についても紹介します。
試走
キャノボに初挑戦する方に強くオススメするのは、事前に全線を試走しておくことです。別に24時間を目指すペースで走る必要はありません。道を確認しながらゆっくり走ればOK。一日180㎞ならば3日程度、旅行も兼ねて一度走ると道の雰囲気が良く分かります。迷いやすい場所は「ルート(東京→大阪)」「ルート(大阪→東京)」カテゴリに一覧で纏めてありますので、参考にしてみてください。
3日も時間が取れない方は、静岡県だけでも全線走っておくと良いと思います。豊橋駅~三島駅間ならば約180㎞。キャノボに挑戦する方なら1日あれば走り切れる距離です。
キャノボにおいて、迷いやすいポイントの大半は静岡県内に固まっています。大体はバイパスで自転車が通行禁止になっている箇所を迂回するルートになります。こうした迂回ルートも本サイトの「ルート」カテゴリに纏めてはいますが、静岡県の土木事業所が提供する以下のサイトが一番情報が早いと思います。あわせて参照してください。
静岡県 自転車通行禁止区間情報
http://www.cbr.mlit.go.jp/shizukoku/torikumi/anzen/jitensya/tsuukoukinshi/top.html
机上試走によるルート確認
遠方に住んでいたり、1日の試走の時間も取れない場合は、机上試走をオススメします。
机上試走が何かと言えば、読んで字のごとく「机の上で行う試走」です。具体的にはGoogleMapのストリートビュー機能でルートを確認するということです。キャノボコースは基本的に首都圏なので、ストリートビューで全線確認可能です。場所によっては見づらい箇所はあるのですが、雰囲気は掴めるはずです。
Googleストリートビューを単体で使うより便利な方法があります。Ride with GPSというサイトを使う方法です。要はルートラボの全世界版のようなサイトなのですが、こちらのサービスはGoogleMapをベースとしているため、自分で引いたルートを表示させた状態でストリートビューを確認出来るのです。
ストリートビューでは道の雰囲気は把握できますが、やはり机上は机上。実際に現地に行って自分の目で見るのとは印象が異なります。出来る事ならば、気になる箇所はキャノボ挑戦前に一度実際に走りに行くことをオススメします。
初級キャノンボール
ゆっくり試走をするのも良いのですが、本番に近いペースで試走したい方には「初級キャノンボール」をオススメします。
一般的にはキャノボ「東京-大阪」間を指しますが、初級キャノボは「東京-名古屋」間を指します。距離は約370km。通常のキャノボの2/3の距離となります。キャノボ挑戦を目指す人の練習用として提唱されたコースです。本家キャノボは「東京・日本橋」「大阪・梅田新道」と明確な始点・終点が決まっていますが、初級の場合の名古屋には明確なポイントは決まっていません。名古屋駅やR1沿いの熱田神宮をスタート・ゴールにする人が多いようです。
前述の通り、キャノボコースで迷いやすいポイントの大半は静岡にあります。残りは愛知と神奈川。逆に、三重・京都・奈良・大阪はあまり迷うポイントはありません。初級キャノボは迷いやすい静岡・愛知・神奈川もまとめて走れるので、試走として最適なのです。
初級キャノボも制限時間はキャノボと同じく24時間とされています。ただ、本家のキャノボの達成を目指すならば、17時間以内には走破する必要があるでしょう。初級キャノボを17時間以内に走ることが出来れば、本家キャノボの達成の確率はかなり高いと思います。
(完)