私の機材例

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キャノボ時の機材の具体例を示します。

キャノボにおける機材の考え方」を踏まえてお読みください。あくまでも私の場合の機材なので、他の人に当てはまるとは限りません。ご自分の経験から必要な機材を選択してください。

目次

私の機材例

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私が2014年のFlecheで大阪→東京を走った際の機材を以下に示します。「持ち物」のカテゴリではクロスバイクの時の装備を紹介したので若干チグハグですが。多くの方はロードバイクで挑戦すると思うので、機材はロードバイクの場合で紹介することにしました。

2014年のFlecheは複数人で行ったため、厳密にはキャノボではありません。ただ、24時間で大阪東京を走っているので、装備もキャノボ準拠です。ここまで細かく書く必要は無いかもしれませんが、せっかくなのでコンポーネント単位までは記載しました。

大分類 小分類 製品名
フレームセット フレーム LAPIERRE XELIUS WEB SERIES
フォーク LAPIERRE XELIUS WEB SERIES
コンポーネント レバー SHIMANO ULTEGRA SL ST-6600G
クランク SHIMANO ULTEGRA SL FC-6650G 50-34T
スプロケット SHIMANO ULTEGRA CS-6700 11-27T
ブレーキ SHIMANO ULTEGRA BR-6600
チェーン SHIMANO ULTEGRA CN-6600 10s
FD SHIMANO ULTEGRA FD-6700
RD SHIMANO ULTEGRA RD-6700-SS
BB SHIMANO SM-BB91-41B
ホイール CAMPAGNOLO EURUS 2WAY-FIT
タイヤ CONTINENTAL GP4000S
チューブ PANARACER RAIR
ハンドル 3T ERGONOVA TEAM
バーテープ SILVA MORBIDONE FORELLO
ペダル SHIMANO DURA-ACE PD-7900
サドル FIZIK ALIANTE CARBON
シートポスト FIZIK CYRANO CARBON
GPSサイコン GARMIN eTrex30
ライト フロント1 CATEYE Volt700
フロント2 GOREAD Y16(改造版)
予備フロント DOSUN SF-300
テール1 CATEYE RAPID5
テール2 CATEYE RAPID5
ベル CATEYE OH-2400
バックミラー B&M CYCLESTAR
ボトルケージ ケージ1 中華カーボンケージ
ケージ2 MINOURA DURA CAGE
ケージ3 AVEDIO プラボトルケージ
ボトル ボトル1 CAMELBAK PODIUM
ボトル2 CAMELBAK PODIUM
ボトル3 OGK ツールボトル
チェーンオイール VIPRO’S De Muon

キャノボにおける機材の考え方」で書いたように、あまり特別な機材は使っていません。コンポーネントはアルテグラ、ホイールもミドルグレードのEURUSと、ミドルグレードの完成車のホイールだけグレードアップしたくらいの仕様に収まっています。「機材考察(自転車本体編)」でも書きましたが、多くの人は105以上のグレードを選択しているものの、最上級グレードにこだわる必要はないでしょう。

それよりも大事なのはメンテ状態。挑戦の10日前くらいにショップに預けており、各種ケーブルやBB、ブレーキシューは新品に換装済みで臨みました。変速も調整済み。タイヤ&チューブも数日前に新しくしたのですが、チューブは大阪に向かう新幹線の中で突如バーストしてパンク。一応、挑戦前に50kmほどは走っており、家から最寄りの新幹線駅までは走ってはいましたが、もう少し確認時間をとるべきでした。

ライト類やその他の装備も慣れたものを使用。「初物は使わない」の原則に則っています。

この時に特殊だったのは、ペダルが「SPD-SL」であったこと。この頃のロングライド用マシンはSPECIALIZED ROUBAIXでした。しかし、この時に使用したのはLAPIERRE XELIUS。当時レース用マシンとして使っていたものです。ROUBAIXは乗り心地が良いフレームでしたが、やや加速と登坂能力に劣っていました。チーム戦であるFlecheでは他のメンバーに迷惑を掛ける可能性があったので、XELIUSを使いました。XELIUSでは「東京~糸魚川ファストラン」で300kmまでの走行経験があったので、距離が伸びても何とかなる確証もありました。

ポジションについても「初物は使わない」が原則であるため、XELIUSはSPD-SLでそのまま本番に投入しました。

結果

2014年のFlecheの結果です。

この時は、片方のフロントライトにトラブル発生。電池の充電に失敗していたため、当時メインで使っていた中華ライトの明るさが想定より早く低下するというもの。この影響でコンビニ出口の縁石が目に入らずに落車するという大トラブルに繋がってしまいました。コンビニ周辺は明るいので、ライトもある程度の明るさがないと周囲が見えないのです。初物ではない機材でもこういった事があるのが怖いところですね。この反省から私は電池の残量で明るさが落ちる「ダラ落ちタイプ」のライトを使わなくなりました……。

落車の影響でパンクしたりステムの角度が曲がったりといったトラブルはありましたが、ブレーキや変速系のトラブルは無し。ここは事前のメンテの成果だと思います。チェーンオイルも追加せずに最後まで持ちました。汚れは凄いけど、Muonは優秀なオイルです。

色々とトラブルはありつつも、なんとかこの時は23時間45分で日本橋に到着しました。あと一回、何らかのトラブルが起きたらアウトなタイムです。それ以上のトラブルが起きなかったのは、やはり挑戦前のメンテナンスと、慣れた機材を使うという点を守ったからではないかと考えています。

(完)

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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