【調査】ロードタイヤのケーシング幅

この記事は約 7分で読めます。

ロードタイヤのケーシング幅の年次変化を調べた結果を一覧化しました。

目次

まえがき

この調査を行った理由と、調査方法について述べておきます。

調査動機

元々は下記の記事を書くために家にあったタイヤを片っ端から計測したことがきっかけでした。

こちらの記事を書いたことで、

「設計前提のリム内幅が広くなると、タイヤのケーシング幅は狭くなる」

ということに気づいてからというもの、買ってきたタイヤを取り付ける前にケーシング幅を計測するようになりました。それによって、大体「何mm幅のリムを前提に設計されたか」が読み取れるからです。

ロードホイールのワイドリム化がC15→C17→C19と浸透する中で、タイヤのケーシング幅はどんどん狭くなっていきました。

そして、2022年からは新ETRTOこと「ETRTO 2020 Standards」に準拠したタイヤが販売され始めました。これにより、またタイヤの設計にも変化が出ることが予想されます。

そうした時代の流れによるケーシング幅の変化を残しておくことにも意味がある気がしますので、書き残しておくことにしました。

調査方法

タイヤを裏返した状態で、ケーシングの全幅を測定しています。

タイヤは立体的に造形されているので、なかなか正確な値を計測することは出来ません。±1mm程度の誤差があることをご了承下さい。

調査結果

タイヤのケーシング幅の調査結果一覧です。対象は、クリンチャー/チューブレス/チューブレスレディタイヤとなります。

  • 「前提リム内幅」列の値は、著者による推測値です。
  • 「ケーシング幅」列に「*」が付いているものは、長期間タイヤ装着後の計測データであり、伸びている可能性があります。

最終更新日: 2026/3/6

スクロールできます
発表年メーカー製品名タイプ表記タイヤ幅ケーシング幅前提リム内幅
2007年CONTINENTALGP4000SCL23C* 63.0C15
2011年MICHELINPRO4CL25C* 69.0C15
2013年SCHWALBEONE CLCL23C* 62.0C15
2013年CONTINENTALGP4000S IICL25C* 70.0C15
2014年BRIDGESTONEEXTENZA R1XCL25C* 66.0C17
2014年BRIDGESTONEEXTENAZA R1SCL23C57.0C17
2014年BRIDGESTONEEXTENAZA RR2LLCL23C57.0C17
2014年PanaracerGRAVELKINGCL26C71.0C15
2015年VittoriaRUBINO PRO SPEEDCL25C65.0C17
2015年GIANTGAVIA RACE 0TLR25C63.0C17
2017年PanaracerGILLARCL25C64.5C17
2017年MavicYKSION PRO USTTLR25C63.5C17
2018年PanaracerRACE C EVO3CL26C68.5C17
2018年CONTINENTALGP5000 CLCL23C62.0C17
2018年CONTINENTALGP5000 CLCL25C65.0C17
2018年CONTINENTALGP5000 CLCL28C* 69.4C17
2018年CONTINENTALGP5000 TLTL25C64.4C17
2019年VittoriaCORSA G2.0CL25C69.5C15/C17
2019年VittoriaCORSA G2.0CL28C* 74.7C17
2019年PanaracerRACE C EVO4CL28C72.0C17
2019年PanaracerRACE D EVO4CL25C65.0C17
2020年CONTINENTALUltra Sport IIICL25C64.0C17
2020年SchwalbePRO ONE TLETLE25C* 67.4C17
2020年SchwalbePRO ONE TLETLE28C69.0C17
2020年SchwalbePRO ONE CLCL25C64.4C17
2020年MICHELINPOWER ROADCL25C66.0C17
2020年PIRELLIP ZERO RACE TLRTLR26C64.0C19
2020年iRCFORMULA PRO RBCCTL25C63.5C17
2020年iRCFORMULA PRO RBCCTL28C* 71.9C17
2020年GOOD YEAREAGLE F1 TLRTLR28C73.0C19
2021年CONTINENTALGP5000S TRTLR25C65.0C17
2022年PanaracerAGILEST CLCL25C61.0C19
2022年PanaracerAGILEST CLCL28C71.0C19
2022年PanaracerAGILEST CLCL30C74.8C21
2022年PanaracerAGILEST TLRTLR28C70.0C19
2022年PanaracerAGILEST DUROCL28C71.0C19
2022年PanaracerAGILEST DUROCL30C78.5C21
2022年iRCASPITE PRO RBCCCL25C59.0C19
2022年iRCASPITE PRO RBCCCL28C65.0C19
2022年iRCASPITE PRO S-LIGHTCL25C59.3C19
2022年MICHELINPOWER CUPCL25C68.0C15/C17
2022年MICHELINPOWER CUPCL28C73.5C17
2022年VittoriaCORSA N.EXTCL26C58.0C19
2022年VittoriaCORSA N.EXTCL30C71.0C21
2023年GOODYEAREAGLE F1 RCL28C67.7C19
2023年PanaracerAGILEST FASTCL25C61.2C19
2023年PanaracerAGILEST FASTCL28C69.1C19
2023年BRIDGESTONEEXTENZA R1XCL28C62.5C19
2023年BRIDGESTONEEXTENZA R2XCL28C61.0C19
2024年HutchinsonBLACKBIRDCL28C73.3C17?
2024年HutchinsonBLACKBIRDTLR30C74.1C19?
2024年iRCASPITE PRO RBCC Gen6TL28C72.1C19
2024年MAXXISHIGH ROADCL28C65.9C19
2026年PanaracerAGXEROCL28C69.5C19

Special Thanks

  • La route 編集部様 (ASPITE PRO S-LIGHT, POWER CUP情報提供)
  • bistarai様 (YKSION PRO UST情報提供)
  • tattu様 (MICHELIN PRO4情報提供)
  • 紙の男様 (PRO ONE, GP5000TL情報提供)
  • DT-tom様 (Eagle F1 TLR, ASPITE PRO RBCC情報提供)
  • オカピ様 (FORMULA PRO RBCC 28C情報提供)
  • たけ様 (Vittoria CORSA G2.0 25C情報提供)
  • 謎の通行人A様 (AGILEST TLR 28C情報提供)
  • Qtac様 (EXTENZA RR2LL 23C 情報提供)
  • ぬるぬる様 (P ZERO RACE TLR 25C, GAVIA RACE 0 25C 情報提供)
  • S.K.様 (GP5000 CL 28C, Ultra Sport III 25c, Corsa G2.0 CL 28C 情報提供)
  • Takashi様 (POWER CUP 28C 情報提供)
  • そるねこ様 (AGILEST DURO 28C 情報提供)
  • hiro様 (AGILEST DURO 30C, EXTENZA R2X 28C 情報提供)

まとめ

ロードタイヤのケーシング幅の年次変化の記録でした。

このデータのほとんどは私が自分で購入したタイヤを計測したものです。ここに掲載されていないタイヤのデータをお持ちの方がいらっしゃいましたら、コメント専用記事にて情報をいただけると大変助かります。追加でデータを掲載させて頂きます。

created by Rinker
パナレーサー(Panaracer)
¥5,600 (2026/05/19 00:07:23時点 Amazon調べ-詳細)

著者情報

年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

記事のシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

目次