「スタミナ冷やし」の話

  • 2021年4月5日
  • 2021年4月5日
  • コラム
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茨城県北部のごく狭い範囲で提供されているご当地ラーメン「スタミナ冷やし」について熱く語ります。

前置き

ちょくちょくライドレポートでもラーメンの話が出てくるので気づいておられる方も多いかもしれませんが、私はラーメンマニアです。

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昔はラーメンレビューサイトにレビューを投稿していたこともあります。あまりに体重がやばいことになったので、自転車を始めた……という流れですが、頻度を落として未だにラーメンは食べています。


ロングライドの楽しみの一つが、その土地特有のラーメン(いわゆる「ご当地ラーメン」)を食べること。東京ではかなりの割合のご当地ラーメンを食べることが出来ますが、やっぱりご当地ラーメンはご当地で食べるのが一番美味しいと思っています。雰囲気もありますが、その土地の水や気候が味に及ぼす影響は馬鹿に出来ないんですよね。

しかし、東京でも食べられないご当地ラーメンがあります。その代表的なものが、茨城名物「スタミナ冷やしです。

週末に茨城に行って、なんとなくスタミナ冷やし熱が再燃してしまったので、今日はスタミナ冷やしについて熱く語っていこうと思います。自転車ブログらしくはないですが……。

スタミナ冷やしとは

茨城県の北部、水戸・ひたちなかエリアで提供されているご当地ラーメンです。

どんなラーメンか

一言で表すと、

「冷たい麺の上に、野菜とレバーが沢山入った甘辛い餡が掛かった汁なし麺」

です。元々「水戸スタミナラーメン」というものがあり、それの汁なしバージョンが「スタミナ冷やし」です。

 

実際の画像はこんな感じ。具としては、レバーとカボチャが入るのが特徴です。レバーのせいで好き嫌いが分かれるんですが、店によってはレバーを竜田揚げにした食べやすくしていることもあります。

「スタミナ」というとニンニクが効いてそうですが、スタミナ冷やしはニンニクは入っていてもあまり目立ちません(=口は臭くならない)。

冷たく〆られた麺の上に乗る、アツアツの甘辛餡。私も色々ラーメンを食べていますが、全国的にもスタミナ冷やしと似た味のラーメンを知りません。唯一無二のご当地ラーメンだと思っています。

スタミナ冷やしのルーツ

スタミナ冷やしを考案したのは、水戸の長井順一さんという方。

勝田の「大進」でまかないとして作っていたスタミナラーメン。その後、独立出店した「松五郎」ではそのスタミナラーメンをメインに据えました。……そう、この松五郎は、前段で紹介した馬喰町に出店して撤退した店です。

スタミナ冷やしは水戸を中心に広がりを見せましたが、その波は中々東京にまで届くことはありませんでした。めちゃくちゃ美味しいんですけどね。

分布する地域

茨城県水戸市・ひたちなか市に集中しています。逆に言うと、そこ以外にはほとんどありません。

Retty(レッティ)

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2011年に一度、水戸の有名店「松五郎」が馬喰町(日本橋の隣)に支店を出しましたが、一年持たずに閉店しています。常磐線沿いに出していれば茨城県出身の人達にも受けたと思うんですけどね……何故上野とか北千住ではなく馬喰町に出したのだろう。

ごくたまに東京のラーメン屋も限定メニューとしてスタミナ冷やしを出すことはあるのですが(私はそれをチェックして食べに行きます)、レギュラーメニューとしてスタミナ冷やしを出している店は現在都内に一店舗もありません。神奈川にもちろん無し。

つまり、スタミナ冷やしを食べたくなったら茨城県に行くしかないのです。

時折、無性にスタミナ冷やしを食べたくなることがあり、そんな時はロードバイクを水戸まで走らせます。

川崎からだと120km。都内を抜けるのを合わせると7時間程度の道のりでしょうか。「スタミナ」の名の通り麺の量が多いのですが、自走で向かうとちょうど良い具合にお腹も空いて美味しく食べられます。

オススメの店

水戸周辺に行くとほぼ必ずスタミナ冷やしを食べている私のオススメの店をいくつか紹介します。是非行ってみて下さい。

すたみならーめん えむず(勝田)

茨城県北のターミナル駅・勝田から少し離れた場所にあるスタミナラーメンの専門店です。初めてスタミナ冷やしを食べたのはこの店でした。

 

具材は王道。カボチャ・キャベツ・人参、そしてレバー。この店の特徴はレバーを竜田揚げにしてあること(通常は素揚げ)。このレバーの竜田揚げが非常に美味しい。

麺の量も選べるので、未だに好きな店です。

らーめん 現代(勝田)

続けて勝田ですが、こちらの店は勝田駅の目の前。徒歩1分ほどの場所にあります。地元民の @INABA_Thai さんのオススメで入った店です。

 

「えむず」と同じく、こちらの店もレバーは竜田揚げ。タケノコやうずらの卵が入るのは珍しい。味もGOODです。レバーではなく通常の豚肉を使った「肉スタミナメン」もあります。次はこちらを食べてみたいですね。

関係ないですが、妻が食べていた炒飯も非常に美味しかったです。

スタミナラーメン 吟月 (水戸)

水戸駅から結構南に離れたところにある店。ひたちなかスタートのブルベの前日入りをした時に食べました。

通常のスタミナ冷やしでは豚レバーが使われるんですが、この店では「豚レバー」「鶏レバー」「豚バラ」から肉を選べます。

元々そば屋なのでダシが効いてる珍しい味。これはこれで美味しいのです。

ホルモンラーメン 玄海 (赤塚)

スタミナラーメン考案者である長井さんの店(写真は移転前のもの)。

 

こちらのお店ではレバーではなくホルモンを使った「ホルモン冷やし」が看板メニュー。味の傾向はスタミナ冷やしと同じですが、これも美味しい。

まとめ

スタミナ冷やしの魅力、少しは伝わったでしょうか?

水戸といえばまずは納豆が思い浮かびますが、是非次に行った時には「スタミナ冷やし」も試してみて下さい。ハマる人はハマります。

そしていつの日か、東京へのスタミナ冷やし再進出を願いたいですね。やはり水戸まで行くと一日がかりになってしまうので……ロングライドの目的地としてはちょうどよいのですが。

茨城県は最近サイクルツーリズムに力を入れていますが、是非同時に「スタミナラーメン」「スタミナ冷やし」の魅力も発信していってほしいですね。せっかく美味しいのに食べられる場所が少なすぎるので。スタミナ冷やしファンとしてはもっと気軽に食べられるようになって欲しいものです。自宅でも見様見真似で作りますが、やはり本場のお店の味には及びません。

 


余談ですが、茨城県を走っているとこんな感じの落書きがあります。誰が何の目的でやっているのかは謎。

著者情報

年齢: 36歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間13分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)