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THERMOSの自転車用保温ボトル
THERMOSの自転車用保温ボトル「FJF580」を手に入れました。
ボトルケージに取付可能な保温ボトルの中では最強クラスの性能を誇るというボトルを紹介します。
手に入れるまで
2017年、サーモスが自転車用の保温ボトルを発売した際には、Twitterでも結構話題になりました。
最初に発売されたモデル
魔法瓶の分野では世界最大の売上を誇るサーモスが参入するとあっては、下手なものが出てくるわけがありません。従来の保温ボトルよりも格段に保温性能が高いものをいきなり出してきました。
ただ、一発目の製品である「FFQ-600」は、飲み口がストロータイプでした。この飲み口だと中身が冷たい場合には使えますが、中身が熱い場合には使うのは難しいでしょう。ガチの保温ボトルを買うならば、夏にも冬にも使えるものが欲しい。ということで、この時は購入を見送りました。
マグタイプ発売
2019年8月、待望のマグタイプ飲み口のモデル「FJF-580」が発売となりました。
このタイプならば、中身が熱くても飲むことが可能です。夏でも冬でも使える!
ただ、一番この手のボトルが欲しくなる真夏の時期、私はフランスで一桁気温に苦しんでいました。日本にいたら多分買っていたと思うのですが、PBP後は手のしびれのためしばらく自転車にも乗れず、買う機会を逃してしまいました。
2020年夏
そして今年。
一昨日(8月18日)は私の誕生日です。自転車仲間のゆーさくさんが、「欲しい物リストをくれたら、その中から何かプレゼントするぜ!」と言ってくれたので、リストを作成。その最中に思い出したのが、サーモスのマグタイプボトルでした。
今年の夏はかなりの酷暑。暑熱順化も進んでいないので、暑さがキツイ。今年こそこのボトルが欲しい……!
そんな思いでリストにマグタイプボトルを含めておいたところ、ゆーさくさんはそれを選んで送ってくれました。ありがとうございます。
ファーストインプレッション
まだ本格的なライドには投入していませんが、少し使ってみた感想などを書いていきます。
スペック
容量は580ml、重量は実測で273gでした。
競合製品となるELITEのDeboyoや、B.Freeの保温ボトルは約350gなので、この手の保温ボトルでは軽量な部類に入るでしょう。
表面は金属かと思いましたが、ステンレスをポリプロピレン樹脂でコーティングしているようです。梨地になっており、滑り止めの役割を果たすようですね。色は白と黒がありますが、夏場に熱くなるのを恐れて白を選びました。
保温可能時間は6時間とされています。
保温能力
在宅ワークの給水用ボトルとしてまずは使用してみました。
朝8時に入れた氷が、夜8時になってもまだ氷として残っていました。6時間どころではなく12時間も氷が残っていてビックリ。これが魔法瓶のリーディング企業の本気なのですね……。
自転車への取付
自転車に取り付けて走ってみました。
まずはいつも使っている、BLACKBURNのカーボン製ボトルケージとの組み合わせで実験。予想はしていましたが、これは相性が良くないですね。ボトルが全く変形しないので、硬質なボトルと硬質なケージで干渉し、段差で音鳴りが発生します。金属製またはカーボン製のボトルケージ全体と相性は悪そうです。
そこで、ELITEのプラスチックボトルケージ「CUSTOM RACE PLUS」に変更。
ELITEは他社よりもボトルの径を0.1mm小さく作っているため、比較的タイト。そして軟質なので音鳴りも発生しにくいのが特徴です。想定通り、この組み合わせだと音鳴りは発生しませんでした。
または、こんな感じでボトルを何かで覆うのも良いかもしれません。このチネリのカバーは、とある老舗自転車ショップで手に入れたものです。まさかこんな所で役に立つとは。ダイソーで売っているペットボトルカバーなどでも良さそうです。
まとめ
性能はさすがの一言。ボトルケージとの組み合わせには一工夫必要ですが、サーモスが本気で研究して出してきた製品なのだなーとよく分かる逸品でした。
しかし、このボトルを手に入れたことをツイートしたところ、各方面から「私も使ってます!」「コレなしの夏は考えられない」とのコメントを多数頂きまして驚いております。発売から一年、かなりの愛用者を獲得している製品なのですね。
夏ライドの強い味方として活用していく予定です。
著者情報
年齢: 36歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。