キャノボにおける時短テクニック

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24時間という制限時間のあるキャノボ。早く走るための走力や機材選びも大事ですが、「自転車で走っていない時間をどう過ごすか」で結果にも大きな差が現れます。

例えば、コンビニで15分休んでいた所を10分で切り上げれることが出来れば、5分間の分だけ前に進むことが出来ます。距離にすると2km前後の差。この差は決して小さくありません。また、「自転車で走っていない時間」が減れば、相対的に「自転車で走っている時間」の割合が増えます。これはつまり、同じ距離を走るならば平均速度を下げても良いことになります。

このページでは、走行以外の時間を圧縮するための「時短テクニック」について考察します。

目次

一般的な時短テクニック

キャノボに限らず、制限時間のあるロングライドにおいては時短テクニックが有効です。普通に走ったら制限時間をオーバーしてしまう走力であっても、走っていない時間を上手く過ごせば完走に繋げることが出来ます。

下記リンクは私が書いた、ロングライド全般に向けた時短テクニックのまとめ記事です。

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これはそのままキャノボにも適用可能な内容なので、参考にしてみて下さい。

キャノボ特有の時短テクニック

基本的には前述の「ロングライド時短法」で書かれていることの延長になりますが、特にキャノボで重視されるテクニックは「コンビニに寄る回数を減らす」ことだと思っています。

コンビニ休憩は最も時間を使います。一度止まってしまうと、なかなか5分以内に離脱するのは難しいものです。買うものをあらかじめ計画して多めに買って見たり、粉飴ドリンクなど容積の割りにカロリーが高い補給食を持ち歩くことでコンビニに寄る回数自体を減らすことが出来ます。

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上記リンク先の記事にも書いていますが、コンビニ休憩の回数を減らすのに有効なのが「予定表を作る」ことです。行き当たりばったりだと、どうしてもコンビニに寄る回数が増えてしまいます。予定表を作り、予め寄るコンビニを決めておくと回数を減らすことが出来るはずです。

予定表の作り方は以下を参照してください。

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極まってくると、コンビニ休憩はキャノボ中に1~2回という人もいます。ここまでは中々難しいですが(トイレ休憩もありますし)、工夫次第で100kmに1回程度の休憩まで減らすことは可能でしょう。これなら5回程度の休憩で済みます。

水分補給に関しては、コンビニよりも路肩の自動販売機を使ったほうがはるかに早く終わります。このため、小銭はある程度持っておいたほうが良いと思っています。ペットボトルキャップを使って、ボトル移し変えの時間を削るのも有効です。

まとめ

このページでは、時短テクニックについて考察しました。ただ、ある程度の休憩はキャノボでも必要となります。休憩をしなかったために体に過度な負担がかかり最後まで持たないのでは意味がありません。あくまでも減らすのは「休憩にもならない無駄な時間(店の会計待ちとか、トイレ待ちとか)」であり、休憩自体は無駄な時間ではありません。

最後まで持つだけの適度な休憩は取りつつ、無駄な時間を減らすように心がけてみてください。

(完)

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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