東京→大阪キャノンボール エピローグ

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Kさんの家に宿泊

本来はビジネスホテルに泊まるつもりだったが、Kさんのご好意に甘えて泊めていただくことに。

大雨の中、Kさんの車まで移動し、郵便局で荷物を回収。そしてゴール後のお楽しみ「なか卯」へ。そういえば前回もスタート前はなか卯だった。なぜか自分の中では「関西といえばなか卯」なのである。

その後は風呂に入り、爆睡。翌日は前回ほどの筋肉痛は無かったものの、やはり体の節々が痛んだ。

決意

今回、やる前から決めていたことがあった。

「達成したらキャノボはこれで辞めよう」

理由は色々あるが、一番の理由は変な方向にエスカレートするのが嫌だったからである。

「歴代最高タイムを目指してくれ」という声もあったけれど、キャノボは24時間を切る所が目的であり、タイムを狙うのはまた違う話だ。ここはブルベにも似ていると思う。

・・・といいつつ、翌日Kさんに連れていったもらったウエパーでパーツを見ながら、「これはキャノボに使えるな」と思っている自分にハっとしてみたり。昨年の9月から、キャノボの達成のことばかり考えていたので、自転車屋に行くとついキャノボ対策のパーツを探してしまう・・・クセが抜けるのはいつの日だろうか。

事前準備の振り返り

何と言っても「試走をやっておいてよかった」という事に尽きる。

京都でミスコースはあったが、他には大きなミスも無く、走りに集中することが出来た。これからキャノンボールをやろうと思う人は、是非試走をやってから挑んでもらいたい。

また、休憩場所を決めたり電子マネーを使うと言った時短作戦も有効だった。ただでさえ向かい風の確率の高い東京スタートの場合は、こういった工夫が効いてくると思う。

終わりに

私のキャノボはこれで一旦終わります。

古来より、多くの旅人が行き交った東海道。飛脚がリレー形式で3日がかりで結んだその距離をたった1人で、たった1日で駆け抜ける。きっと、この先も多くの人達がその魅力に突き動かされ、旅立つことでしょう。

 

君はこの道の終わりを見たか。
君はこの道の上で、朝焼けを迎えたか。
君はこの道の上で、夜空を見上げたか。

キャノンボール、それは君だけしか知らないこの道の物語。
(犬速さんのツイートより引用)

 

次の物語の主人公は、あなたかもしれません。

(完)

走行データ

通算距離: 550.9km
走行時間: 23時間18分51秒
実走時間: 20時間37分06秒
平均時速: 23.6km/h(メーター読み: 27.3km/h)
平均心拍: 139bpm
獲得標高: 3138m

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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