東京→大阪キャノンボール(再挑戦) 準備編

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再挑戦にあたっての準備

今回の東京→大阪にあたっては、前回の挑戦時よりさらに綿密な計画を立てた。

東京→大阪は、風向きの関係で大阪→東京よりも厳しい挑戦になることが予想される。削れる時間は少しでも削るべきだ。

第一の工夫

第一に行ったのが、停止時間を減らすための工夫。「信号無視をしろ」というわけではない。休憩時間を出来る限り減らすことが重要。

例えば1回10分、12回の休憩を行えばそれだけで2時間。これを1回5分、10回の休憩に減らすことが出来れば50分。実に1時間以上の時間を短縮することが出来るのだ。走りで1時間削るのは容易ではないが、休憩を削るのは難しいことではない。

具体的に行ったのは「電子マネー(Edy)の使用」「休憩ポイントを予め決めておく」こと。

前者は会計の時間を最小に減らすための工夫。Edyはあらゆるコンビニで使えるし、いざという時にはレンタカーでも使えたりする。

後者は、ダラダラ休憩対策。1回の休憩はどんなに急いでも5分は掛かってしまう。1度当たりの休憩時間を減らすよりも、回数を減らしたほうが削減効果は大きいと言える。このため、最初からルート上のコンビニをリストアップしておき、そこにたどり着くまでは休まないで走るというわけだ。

第二の工夫

第二に行ったのが、試走。

国道1号(以下、R1)は自転車が通れない箇所も多い。行き止まりに出会って迷う時間は本当に無駄な時間。その点、一度でも走っておけば迷うことはないし、先が見えているので精神的にも良い。更に、「この区間は大体これくらいで走れる」という見積りのためのデータも得られる。お金も時間も掛かるが、実は達成への一番の近道は試走であると思う。

大阪→東京キャノボの達成後、12月には三島~焼津のルートを、4月には豊橋~大阪のルートを試走。ルートは完璧に頭に入った。

豊橋~大阪の試走レポート
豊橋~大阪試走 プロローグ リベンジに向けて 2011年4月23日。私は新幹線で豊橋へと向かっていた。 目的は、GWに再挑戦計画を練っている東京スタートの「東京→大阪キャノンボール」のコース実地調...

 

準備は万端。あとは走るのみ!

 

次のエピソード
東京→大阪キャノンボール スタート前 スタート前日 2011年4月29日。翌日午前1時のキャノボ決行を決めた。 当初はGWの中頃に行う予定であったが、この日程でやらなければいけない理由が生じたからである。 早...
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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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