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東京→豊橋 ③三島→浜名湖
静岡入り
キャノンボールにおいて、最も長い県・静岡。全行程550kmのうち180km、つまり1/3が静岡である。
地形的にキツいのは金谷峠くらいだが、バイパス地獄が待っている。道を熟知しているかどうかが静岡県の突破タイムを決めるといっても過言ではない。
ライブカメラ
三島を抜け、沼津との境である黄瀬川近くのセブンイレブンで2度目の休憩を取る。ここでキャノボスレを見ると・・・なんと、箱根峠を抜ける自分の姿がアップされているではないか。
実は箱根峠にはライブカメラがあり、24時間様子が見られるようになっている。自分が箱根峠を抜けたのは朝5時40分頃。そんな早朝からわざわざカメラをチェックしてくれている人がいることを嬉しく思った。
バイパス地獄
沼津の街中を抜けると、海沿いの道をひたすら走る区間に入る。海側には防風林があり、ここはさほど風を気にせず飛ばせる。この日は富士山が綺麗に見え、テンションが上がった。
富士川を越えると早速バイパス地獄の始まり。富士川を超えて静岡に入ったとたん、R1は自転車通行不可になる。自転車を担いで歩道に上がり、土手へと階段を降りる。こんな場面があるから、自分はキャノボでSPDを使う。やはり歩きやすいのは良い。
ここから富士由比バイパスの下を潜って東海道本線に抜けなければならなかったが・・・道を失念。この道は一度ツーリングで走ったはずなのになぁ・・・GPSをよく見て、なんとか突破。2分ロスしてしまった。
由比の街中を抜け、桜海老の看板の下を通過。そして車がバシバシ通過する富士由比バイパスを渡って自転車道に入る。ここは海を眺めながら走ることが出来る気持ちがいい区間だ。折角のロングツーリング、楽しまなければ損である。
興津まで辿り着けば、バイパス地獄は一旦終わり。清水駅前を右折し、一路静岡の中心部へと向かう。
猛暑との戦い
しかし暑い。時刻は8時前だというのに、気温は25度を超えているだろうか?2010年夏の記録的な猛暑の影響か、結局この日の最高気温は29度まで上がった。この暑さには後々苦しめられることになる。
東静岡駅に差し掛かると、大きな影が見えてきた。展示中のガンダムである。一度、お台場まで自走で観に行ったけれど、やはり大きい。信号待ちの間に1枚写真を取り、静岡駅へと向かった。
静岡駅到着は8時半。出発から7時間28分。駅前のローソンで3度目の休憩をとった。
ここで、積算距離は185kmを数える。ちょうど全行程の1/3が終了したことになる。7時間28分を単純に3倍すれば22時間24分。十分24時間切り達成ペースにある。汗はかいているものの、体の疲れも小さい。・・・これはもしかしてイケてしまうのではないだろうか?
(キャノボも案外軽い物なのかな・・・)
と、その時は考えていた。・・・しかし、ここから本当の静岡の怖さを知ることになる。
