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VESSEL「板ラチェットドライバー」購入
工具メーカー「VESSEL」の工具・板ラチェットドライバーを購入しました。
購入まで
まずは購入までの経緯を書いていきます。
Amazonのおすすめ製品に出てくる
今回紹介するVESSELの板ラチェットドライバーは、Amazonの「おすすめ製品」に表示されて存在を知りました。
普段からAmazonでは携帯に便利そうな工具を検索しているので、そういう工具が好きな人とAmazonのシステムには認識されているのでしょう。
実は最初に表示されたのはこちらの製品でした。後で購入することになるVESSELのものとかなり近いものです。
ただ、こちらのENGINNERの製品はビットが2個しか付属しません。ビットも一般的なものではなく、高さを抑えた専用品のようでした。
ビット10本付きのVESSEL版を購入
そして、こちらの製品の類似品として表示されていたのが今回購入したVESSELの板ラチェットドライバーです。
こちらの何が良かったかと言うと、ビットが10本も付属すること。これだけあれば必要なビットは大体揃っています。欲を言えばT25があれば完璧でしたが、それは付いていません。
つい先日こちらの携帯工具のレビューを書いたばかりですが、VESSELの板ラチェットドライバーも1000円ほどと非常に安いので買ってみることにしました。
良い感じであれば、ツール缶に入っている携帯工具をこちらに入れ替えることを念頭に置いての購入です。
VESSEL「板ラチェットドライバー」
VESSEL「板ラチェットドライバー」のファーストインプレッションです。
ストレートタイプとベントタイプがありますが、今回はストレートタイプを購入しました。
構造
付属のビットを先端に取り付けて使用します。ロック機構はありません。
専用ビットを取り付けた時の高さは僅か18mmで、非常に狭い場所での作業が可能です。
一般的な1/4”ビットも取り付けは可能ですが、それなりに出っ張ります。
歯車の左側にあるスイッチを切り替えるとラチェットの回転方向が変えられます。
面白いのは、本体に2つまでビットを収納できることです。
先端に一つビットが付くので、3つしかビットを使わないなら本体のみで完結します。普通、サイクリングで持つべきビットは全部で5-6個は必要なので別途ビットを持つことにはなるはずですが。
付属ビット
下記のビットが付属します。通常の規格品よりも長さが短めです。
- プラスドライバー
#1/#2/#2/#3 - マイナスドライバー
#4/#6 - 六角
2.5mm/3mm/4mm/5mm/6mm
何故かプラスドライバーの#2は2個付属。予備ですかね?
重量
ラチェットドライバー本体は47g。ビットは1個あたり3-4gです。
仮に5個のビットを持ったとすると、65g前後になります。重量的にはSIGNETのラチェット工具と大きく変わりません。
実使用
「ロードバイク用として持ち歩く携帯工具として見た場合にどうか」という観点で試してみました。
ステムなど、「場所は狭いが奥まったところにはないボルト」は非常に回しやすいです。ビットの二面幅も計測しましたが精度も良し。
ボトルケージのボルトなど、ドライバーの持ち手をそこまで大きく動かせない場所ではラチェット機能が便利です(持ち手の場所がほとんど動かない)。
本体が鉄製でしっかりしており、それなりにトルクも掛けられます。スルーアクスルの締め込み・外しを10Nm程度で行うことも可能でした。
ただ、ビットが非常に短いので、奥まった場所にあるボルトは回せませんでした。本体の先端がフレームと接触してしまいます。
通常の1/4″規格のビットならば問題はありませんが、本体にビットを格納できなくなるので悩ましいところです。
まとめ
安くて軽くて精度の良いビット式ラチェット工具。
それなりにトルクを掛けられますが、「専用のビットが短い」という点が長所・短所のどちらにもなっている印象です。
「ビットを含めた高さが18mm」というのがこの製品の最大のウリですが、私の自転車にはそこまで薄い必要のある場所はありませんでした。SIGNETのもので十分実用に足りますし、多少軽いので乗り換えるまでには至らず。
ある程度、ビットの長さが合ったほうがビットだけが狭い場所に入り込めるのでメリットが大きいかもしれません。
携帯工具としては使わないことになりましたが、工具としては非常に良いもの。今後ピンポイントで欲しくなるシーンがありそうなので、工具箱に入れておくことにします。
著者情報
年齢: 39歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。